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”ちょっとネタバレ”『魔術学院を首席で卒業した俺が冒険者を始めるのはそんなにおかしいだろうか』最新”11巻”の感想

 

2024年8月22日に魔術学院を首席で卒業した俺が冒険者を始めるのはそんなにおかしいだろうか』最新”11巻”が発売されました!

 

次巻が待ち遠しい漫画にはランクインしていませんが新巻が出たら必ず買う作品です。


画上手い、女性キャラ可愛い、設定良い、主人公強いでオススメ漫画の最新”11巻”ちょっとネタバレ感想です。

 

本記事はネタバレを含むので閲覧注意です。

 

■『魔術学院を首席で卒業した俺が冒険者を始めるのはそんなにおかしいだろうか』とは?
主人公のウィリアムは幼い頃に読んだ数多の冒険物語の影響で冒険への強い憧れを持っていました。


魔術を扱う者を魔術師(メイジ)と呼びますが、その中でトップ層を導師(ウィザード)と呼んでいます。
更にその中でもエリート中のエリートが王都の宮廷魔術師になれるのですが主人公ウィリアムの父親ジェームズは王都で宮廷魔術師の精鋭中の精鋭で構成された魔術師団の団長として国に勤めています。

 

そんなチートな父を持つ息子で主人公のウィリアムは宮廷魔術師の登竜門である魔術学院を首席で卒業しました。学院主席ともなれば将来の成功は確定でまだ社会人1年目ですが神官でいうといきなり神殿長になれてしまうレベルです。


学院の先生も宮廷魔術や学院教授をすすめ冒険者になるのは断固反対しますが憧れが止まらないウィリアムはブレません。


この世界では他に働き口がない人か変わり者が冒険者になるようで魔術学院に通うような者で冒険者になるとしたら超落ちこぼれのみというのが常識のようです。


冒険者への憧れが強い上に、理想の冒険者像は本から得た知識のため偏っています。
・良い冒険者は良質のジョークを言う
・小さい子をみると「ここは子供が遊びに来る場所じゃないぞ」と言いたくなる
・ダンジョン、宝箱、謎解き、ドラゴンなどの単語にソワソワしてしまう

 

このように抜けたところもありますが能力はチート級。

出典:魔術学院を首席で卒業「9巻」

スリープの魔術で街ごと眠らせたり、とんでもない大きさの火球、竜巻を連続かつ同時に複数放ったり・・・。

 

そんなウィリアムが憧れの冒険者となり、ギルドで出会った美少女3人と冒険をしていく物語です。

出典:魔術学院を首席で卒業「1巻」(左上サツキ、右上シリル、下ミィ)

 

■11巻の感想
8巻から続いている魔王との戦いの続きです。
最近はギャグが多くなり少しマンネリしていたのですが11巻は面白い度が復活しました。

 

王都では超絶強い王様とウィリアムの父が魔神と魔王達(魔王達=この世界は水の魔王、火の魔王と複数おり、ここでいう魔王も複数)と交戦中、別行動のウィリアム達は魔神と魔王に対抗するためのアイテムを手にれるためダンジョンを攻略中です。


そんな中で王都では魔神達を魔術の監獄に閉じ込めますが文献にある強さを超えており監獄を破壊します。

 

王様からの救援依頼によりダンジョン内にいるウィリアムとミィを除くメンバー(姫だけど超強いアイリーン、神官のシリル、剣士のサツキ)で王都に急行。
新たに仲間にしたイルドーラ(超強力なドラゴンで人型時は女の子の姿)に乗り王都へ。

 

魔王だけなら王様とウィリアムの父だけで対応可能でしたが魔神だけは圧倒的に強い上に、他の魔王を食べることで劇的にパワーアップしてしまいます。


その余りの強さに人間達は劣勢でしたがアイリーン達が到着、ドラゴンブレスで形勢逆転かと思いきや同じようなエネルギー派で返り討ちに。

 

満身創痍の人間達でしたが他のメンバーと比べて活躍できていないと葛藤していたシリルが覚醒します。


ベホイミくらいしか覚えていないレベルでしたがベホマラーザオリクを気持ちで修得して味方をどんどん回復させて行くのでした。

 

11巻の表紙がシリルだったのも納得の大活躍です。

 

一方ダンジョン攻略中の主人公ウィリアムとミィは宝箱がある部屋と辿り着きます。
警戒するミィに対して謎解きと宝箱でソワソワし始めたウィリアムはミィを上手く唆して謎解きに挑み始めます。

 

ここで11巻は終了となりました。

 

続きが気になる~という終わり方ではなくワクワク感も低いですが冒頭に記載したように画がうまく、キャラや物語の設定が良いため楽しめます。

 

 

■おわりに
全巻を通してレビュー評価は満点に近いですが最近はギャグコマが増えて少し飽き気味でした。


しかし前述のとおり11巻で面白度が復活したと感じました。

 

綺麗で読みやすい画、魅力的なキャラクター、超強いのにぬけている主人公で楽しめるオススメ漫画です。

 

興味を持って頂けて読んでみてもらえたら嬉しく思います。