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漫画『転生貴族の異世界冒険録』最新”12巻”の感想

2024年8月9日に『転生貴族の異世界冒険録』の12巻が発売されました。


アニメ化、スピンオフと大人気の本作ですが、綺麗な画、多くの美少女キャラ、適度なざまぁと面白要素が満載で私もお気に入りの作品です。


最新の12巻について”ちょっとネタバレ”を含む感想を書きたいと思います。

 

■超ざっくり『転生貴族の異世界冒険録』とは?
現世で女の子達を暴漢から守って死んでしまった主人公のカイン。


5歳の時に教会でステータスを授かる儀式の際に、神々から呼ばれます。
そこには前世のことを含めて自分のことを知っている創造神がいました。

 

そして神の使徒(人間世界で最も偉い)、七神全員の加護、経験取得100倍、ステータス上昇率100倍という異世界転生漫画界でも突出したチートを授かります。

 

宮廷魔術がレベル50で魔力1万の世界でカインはレベル1で3万超えだったりします。

 

このスーパーチートと前世から持っている性格の良さで次々に悪人を懲らしめて、人々を救いつつ女性を魅了していきます。


その他にも魔王を召喚したり、魔王を瞬殺したり、神竜や神狼をペットにしたりとやりたい放題。

このようにめちゃくちゃ強いのですが、七神がスーパーチートを与えたのは理由がありました。


神は創造神が1人、その他に魔法神や武神、商業神などの神が6人の合計七神いるのですが、元は八神でした。

 

アーロンという少年の姿をした遊戯神が堕神して邪心となってしまい、世界を遊びで滅亡させようとしたのです。


これを撃退したのが、カインが所属しているエスフォート王国の初代国王で召喚勇者の「ユウヤ」とカインの前世での両親でした。


「ユウヤ」はその後、別の世界の創造神となっており、カインに修行をつけたり、たまに現れてアドバイスをくれます。

 

S級モンスターの群れや魔王でも瞬殺できるカインですが、この邪神アーロンには手をやきます。


そもそもが神なので強いのですが、遊び感覚で破壊したり殺したりするので、色々と守る者がある主人公サイドは不利なのです。

というか最新の12巻時点の強さでは勝てないようです。

 

勇者「ユウヤ」に封印されたアーロンですが、300年を経て封印が弱まり、アーロンの力の一端を持った者も現れます。

 

こうしてカインはアーロンの封印が解けるのに備えて強くなりつつ、世界中で悪者を成敗しながら美女や美少女を魅了していきます。


12巻時点で、所属する王国の第三王女テレスティア王女殿下、シルク公爵令嬢、聖女ヒナタ、剣聖のスキルを持ち王国騎士団長&公爵令嬢&名誉子爵&エルフと肩書パニックのティファーナ、他国であるバイサス帝国のリルターナ皇女殿下と美女や美少女がカインにベタ惚れ状態です。

 

悪巧みをする悪人の成敗、任された領地の発展、適度に挟まれるざまぁと見どころ満載の作品です。

 

 

■12巻の感想
カインが通う学院の研修で様々な街を訪れている生徒たち。


カインはテレス、シルク、リルターナの3美少女と行動を共にします。というか付いてこられています。


交流学級で別の学校に行った際は美少女3人に目をつけた地元の有力者の子息と揉めたり、逆恨みで刺客がきたり、親や国を巻き込んで裁判をしたりと大忙し。

 

テレス達をナンパしようとしたラルフが振られて「なっ 二人とも・・・だと?」と言った際は、ホントそれ!とラルフ寄りになりました。

 

このラルフとのもめ事キッカケで、これまで何かと突っかかって来ていたコルジーノ侯爵との争いが激化します。
完全決着は14巻でしょうか。

 

その後は、12巻の裁判の前後で立ち寄った闘技場で助けた魔族の話になると思います。
小説を読むと分かりますが、この魔族もね・・・。

 

カインが羨ましくて読みながらたまに舌打ちをしたくなりますが、テンポよく進み、ざまぁや成敗が適度に入るため読んでいて楽しめます。

 


■終わりに
チートが過ぎるので早く終わるかと思いきや思い過ごしでした。
続きが気になり過ぎて、新巻が出る度にWEB小説で続きを読んでしまっています。

 

カインの性格が良すぎてざまぁが弱かったり、弱いキャラに強めに責められるなどしてモヤっとすることもありますが、結局読んでしまい、続きもしっかり気になるオススメ漫画です。

 

現在は1巻が無料で読めますし、前述のとおりWEB小説もありますので気になる方は試し読みをして頂けたら幸いです。