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超絶オススメしたい『読んだ後に余韻に浸れる』漫画が見つかりました


”衝撃”を受けました。

 

「次巻が待ち遠しい」&「読んだ後に余韻に浸れる」漫画が1つ、「次巻が待ち遠しい」漫画1つの合計2つが見つかりました。

 

面白い漫画は多くありますが、「次巻が待ち遠しい」、「読んだ後に余韻に浸れる」ような漫画は少ないです。

 

めちゃくちゃ”良い”映画を観たあとにしばらくそこから動けずにボーっとしてしまう感覚、エンドロールに目をやりながら物語を頭の中で早送り再生して整理していくような感覚


このように「読んだ後に余韻に浸れる」は極々稀です。

 

2024年8月現在、完結していない漫画の中で「次巻が待ち遠しい」上に「読んだ後に余韻に浸れる」作品は現状1つだけ。
それは『葬送のフリーレン』です。

 

別記事でご紹介した「次巻が待ち遠しい」漫画は下記の7つです。
①『葬送のフリーレン』
②『鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ』    
③『片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~』
④『追放されるたびにスキルを手に入れた俺が、100の異世界で2週目無双』
⑤『勇者パーティを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。......なので大聖女、お前に追って来られては困るのだが?』    
⑥『ダンジョンの幼なじみ』
⑦『ニトの怠惰な異世界症候群 ~最弱職<ヒーラー>なのに最強はチートですか!?~』
⑧New!!!
⑨New!!!

この度、8つ目、9つ目が連続で生まれました。
※上記の数字はランキングではありません

 

しかし仮レビューをつけるなら5点満点で、
①『葬送のフリーレン』は6点(5点満点と言いつつ)
⑤『勇者パーティを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。......なので大聖女、お前に追って来られては困るのだが?』、⑦『ニトの怠惰な異世界症候群 ~最弱職<ヒーラー>なのに最強はチートですか!?~』は5点
②『鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ』、④『追放されるたびにスキルを手に入れた俺が、100の異世界で2週目無双』は4.5点
③『片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~』、⑥『ダンジョンの幼なじみ』は4点
という評価(2024年8月時点の個人の感想)です。

 

この度出会った
⑧「次巻が待ち遠しい」&「読んだ後に余韻に浸れる」漫画はレビューをつけるなら5.5点(6点でも良いのですが巻数がまだ少ないため)
⑨「次巻が待ち遠しい」漫画は4.5点です。

この①~⑨は4点~6点と書きましたが、Amazonや各種電子書籍でレビューをつけるなら”全て5点”をつけることになります。どうしても他作品との相対評価が入るので。

 

本記事では⑧、⑨と追加でピッコマの作品を1つご紹介いたします。

少しのネタバレを含みますので苦手な方はご注意ください。

 

■「次巻が待ち遠しい」&「読んだ後に余韻に浸れる」漫画
『獣王と薬草』 

原作:艮田竜和 作画:坂野旭 キャラクター原案:ももちち


2024年8月時点で3巻が出ています。4巻は2024年12月予定とのこと。

 

「次巻が待ち遠しい」だけでなく「読んだ後に余韻に浸れる」超絶オススメ漫画です。
設定や物語は全く違いますが、『葬送のフリーレン』を読んだあとのような感覚になりました。アニメ化したらハネること間違いなし。

 

物語は魔王軍最強の六将軍筆頭「獣王ガロン」が勇者パーティの殺される場面から始まります。150年続いた人間と魔族の戦争が終わったのです。

 

そして魔王討伐から20年後にすすみます。

 

冒険者ギルドへの点数稼ぎのために新人冒険者の引率をする「ティナ」、冒険者として成り上がってお金を稼ぎたいと思っています。
楽勝任務かと思いきや、強力なモンスターとエンカウントしてしまい瀕死に重症を負ったのでした。

 

死にたくないと願うティナの前に現れたのは、獅子族の魔族、獅子の頭に金色のたてがみを持つ「獣王ガロン」でした。
ガロンは六代将軍の仲間が自分に潜ませた傷を治すスライムのお陰で生き延びていたのです。

 

助かりたいなら”血の契約書”を結べというガロン、ティナは契約を結びます。

そして治療の対価して求めたのは、モンスターの治療を手伝うことでした。

 

「獣王ガロン」は勇者パーティに倒されたあとに、人間に救われ、薬師&医者として研鑽を積んでいたのです。


魔王や他の六大将軍と共に戦って散れなかったことを後悔しながら、人間に狩られて隠れながら肩身の狭い生活をしている同族を治療するために生き延びていました。

 

このガロンは元々超絶戦闘狂でしたが、20年の歳月と魔王や獣王軍を守れなかったことで人が変わったように冷静な男になっていました。

 

モンスターの治療を手伝えと言われ、戸惑いますが自分がこれまで教えられてきた魔族とは?モンスターとは?ダンジョンとは?の常識が次々と覆され、またガロンの生き様に共感したティナはガロンと行動を共にすることになります。

 

各地で虐げられたり、治療が必要な状態になっているかつての仲間、モンスターたち。
勇者パーティや人間たちが善で魔族やモンスターを悪と決めつける世の中、獣王ガロンの生存に気づくもの。

 

異世界系の作品の中には多くのクズ勇者や悪い人間が登場します。
本作の勇者は特段悪者ではないですが、魔王軍を倒してから20年、各地で悪い事をする人間は大勢いるようです。


魔族やモンスターを素材や食料としてしか見ていない世の中で、勇者パーティに倒された不甲斐ない自分を悔やみながら同族を救う旅を続けます。

 

3巻の最後は勇者パーティの一員で「獣王ガロン」をボコった拳聖が登場しています。

 

なんと続きが気になる終わり方か!!

 

今までの常識が次々に崩れながらガロンに共感し成長していくティナ、色々な思いを秘めながら旅を続けるガロン、世界観にあった美麗な絵、魅力的なキャラクター、各所ではびこる思惑と面白要素が満載の超絶オススメ漫画です。

 

本当にめちゃくちゃオススメ!!

 


■「次巻が待ち遠しい」漫画
『極楽街』 

著者:佐乃夕斗
2024年8月時点で3巻が出ています。

 

歌舞伎町と横浜中華街を足したような地域で何でも屋さんのような事務所を開いているタオと助手のアルマ。


普段は探偵やもめ事の解決などで生計を立てています。

 

しかし、タオとアルマは様々な問題を抱える人の解決屋でありながら、本当の仕事は禍(マガ)専門の殺し屋でした。

 

この禍(マガ)は人の血を飲んで肉を食べる、人間や動物の死体が元となり生まれる化け物のことです。

 

そこら辺の街中に突如地獄の門のようなものが現れ、そこから這い出てきます。

 

この禍の中には上位の存在がいます。
殆どの禍はただ血肉を欲するような猛獣のような感じですが、見た目が人間と全く変わらない上に知性もあり、能力も高い者たちです。

 

そして主人公のアルマは半人半禍でした。人の見た目で人の心を持ちながら禍の強さも持っているのです。

 

BLEACH」に少し似ている部分もありながら、画風もちょっとだけ近い&むしろめちゃくちゃ綺麗な画で読みやすいです。

 

組織の謎、敵の謎、タオとアルマの謎と面白要素が多い作品です。

 

作中では中華系の服や名前が多く、上半身はチャイナ服的なデザイン、下は普通のパンツというキャラもいます。
タオ、ネイ、ヤヤと美人や美少女のキャラが多いのも特徴です。特にネイはポニーテールにチャイナ服&ショートパンツで刀って最高過ぎる見た目です!

 

魅力的なキャラクターが多く、設定、物語、画力と文句なしの超人気大爆発間違いなし!だと思います。オススメです。

 


■もう1つ追加でご紹介したい超オススメ漫画
『獣王と薬草』について書いている途中で小休憩をいれることにしました。
休憩しながら漫画を読んでいた時に追加で、もう1つ超オススメ漫画を見つけてしまいました。

 

ちょっとの休憩のつもりが公開済の全48話を読んでしまいました・・・。


本作はピッコマの漫画で単行本が出ていないので、①~⑨には入れませんが、めちゃくちゃ面白いです。

 

別記事の『ピッコマのオススメ漫画10撰』でも書いているのですが、2024年8月時点で次巻が待ち遠しい1位は、ピッコマで連載中の『回帰した鉄血の猟犬』です。


毎週金曜日の0時に更新されるのですが、00:05には読み終わって一番乗りで「面白かった分、ハートを押してね!」を押してます。

 

『回帰した鉄血の猟犬』に匹敵し、単行本が出たら①~⑨に確実に入る漫画に出会いました。

 

それは『300年後に復活した大魔法使い』です。

作者は鄭薫さん、ポテトルスさんの2名で、2024年8月4日時点で48話が公開されています。

 

13歳で天才魔法使いと言われていた主人公の「リン」は勇者に勧誘されパーティの一員として冒険をすることになりました。


リンは孤児だったこともあり人とうまくコミュニケーションがとれませんでしたが、底抜けに明るい勇者リスタ、ガサツだけど面倒見が良い巫女のプリーデ、兄貴分のような矢の名手キエス達に感化されていきます。

 

数年が経ち4人パーティはお互いが絶対に必要な仲間になった頃、リンは呪いに侵されてしまいます。


そして治せないことから旅の途中で自分を氷漬けにして治療をすることにします。

必ず戻って来ると約束するリン、リスタは氷漬けの直前までリンの手を握っていました。

 

そして暗くなる意識。

 

次に目が覚めた時は300年経っていました。

 

貴族の長男に転生したリンは街の広場にいたところでリンの記憶を思い出します。眼前には英雄リスタ、プリーデ、キエス銅像が・・・。


そして旅の途中で離脱した大魔法使いリンの銅像も建てられていました。

 

リンが氷漬けになった後、無事に目標を達成したリスタ達はリンも偉業をなしたパーティの1人であると後世にその名が残るようにしていたのです。

 

銅像に近づき、「必ず戻って来る」という約束が守れなかったことを謝るリン。

 

「この世界が笑顔でいっぱいになるといいな」と言っていた勇者リスタ。

平和になった世界がリスタが望んでいた世界になっているかを確かめるために、まずは最高位の魔法使いになることを決意します。

 

転生した現世ではレインという名前の少年で、大貴族の長男となっていたリン。大魔法使いリンの記憶を元に頭角を現し評価されていきます。

 

研鑽を積む中で知ります。氷漬けのままのリンの氷像があると。そして国内最高峰の学園で主席をとれば、その氷像に近づけると。
更に氷像にはリスタのメッセージが埋められていることを知ります。

 

自分の氷像に会い、リスタのメッセージを確かめるために学園に入学するレイン(リン)、学園でも様々な出会いやトラブルが起こるのでした。

 

ふとした時に思い出すリスタの言葉、過去の冒険の場面を回想して現在に繋がるという「葬送のフリーレン」を思わせるような場面があります。

生きていた時のヒンメルが言っていたことをフリーレンが思い出して、その通りに行動し、過去のヒンメルが言っていたことを本当に理解したり、正しかったことを再認識するみたいな流れ・・・。

 

こういう展開は胸熱です。

 

学園へ試験に向かう途中で、弓聖となりその後の人生を謳歌した元パーティメンバーのキエスの故郷を通りました。


そこの山奥で墓を見つけます。

 

なぜか墓が視界に入ると心がザワつくレイン、地元の青年は「偉大な英雄キエス様の墓」と言うのでした。


レインは驚きます「なぜ英雄キエスの墓がこんなところに。街の中央にあるべきでは?」


地元の青年は言います「人見知りのリンがおれの墓参りに来やすいように山の奥に建てるように言った」

 

エス男前すぎるっ!!

 

度々思い出すリスタ達との旅、学園の仲間、かつての弟子の謎、血継魔法と胸熱展開の多い超オススメ漫画です。

 

 

■おわりに
500円~1000円程度の漫画に対して、10000円払うから時間を今読ませて!と思う漫画って少ないです。


冒頭の仮レビューで5点以上をつけているのが、それに該当します。

 

そんなに面白い漫画が次々見つからないよね?○○みたいな作品にはもう出会えないだろう・・・みたいな気持ちを良い意味で裏切ってくれますね。

 

面白い漫画が見つかり過ぎてお金がない・・・。

 

本記事でご紹介している2作品は超絶オススメです。オススメできない要素がないです。


追加でご紹介したピッコマの漫画も単行本が出てら即買いします。

『回帰した鉄血の猟犬』が出ていないので『300年後に復活した大魔法使い』も出ないかもですが・・・。

 

個人の好みはあるでしょうが、私が「次巻が待ち遠しい」として記載している作品のいくつかに共感できる方なら間違いないと思います。

 

読んでくださったどなた様かが本記事をきっかけに読み始めて頂けたら嬉しく思います。