『黄泉のツガイ』の最新"8巻"が2024年9月12日に発売されました。
レビューも4.50と高評価で人気漫画家さんの新作なのでレビューの数も大量です。
よくこんなに面白い作品を次から次へと思いつくなとビビります。
しかも「アルスラーン戦記」の作画も担当しているのに凄すぎるな・・・と。
そんな『黄泉のツガイ』のご紹介と最新"8巻"の感想について記事にいたします。
■『黄泉のツガイ』とは?
「ツガイ」という普通の人には見えない妖怪?神様?のような存在がいる世界の物語です。
閉鎖された山奥の村に「ツガイを統べる者」として双子が産まれました。
主人公の「ユル」は飛行機を竜と呼び、エンジン音を屁と思っています。
そんな現代社会とは思えない知識レベルのユルが住む村には伝説の守り神がいました。
そして妹の「アサ」は座敷牢入れられていました。
兄に懐いている妹、妹思いの兄。ユルは毎日アサの元を訪れていました。
双子として産まれた2人の内、妹のアサは危険だと思われているようです。
そんな時、村を覆う結界が破られます。
そして突然襲い掛かって来る謎の集団
妹がいる場所に現れた謎の女性
そして封印が破られ左右様が解放されました。
左右様はその名の通り、左さんと右さんの2体で主人公「ユル」のツガイだったのです。
左右様の助力もあって謎の集団を追い返した主人公たち、しかし妹の座敷牢を訪れた女性は自分のことを妹だと言います。
そうです。本当の妹は幼い時に村から出ており、座敷牢にいた妹は偽物だったのです。
妹は兄に会いに来たのでした。
妹を追い、両親を探すために村を出るユル、多くの人、謎の組織、様々なツガイ、近代的な文明に出会います。
両親の消息に関わる強敵の存在
めちゃ強じいさん
ユルの妹のアサが匿われている屋敷の主人ですがHUNTER×HUNTERのゼノみたいに強いです。
村で一緒に育ったと思っていたダンジはツガイでした。
正体は座敷わらしだったのです。
そして妹に化けていたのはダンジの相方のキリでした。
妹に化けていたキリはユルが会いに来てくれて嬉しかったと言って涙します。
ツガイの主人が犬ということもあります。見た目は宇宙ですがこの2人もツガイです。
味方ですが使役しているツガイは8巻で別の女性のものでした。何やら不穏な雰囲気です。
童話に出て来るようなウサギと亀のツガイ。こう見えて左右様と互角でした。
主人公の妹「アサ」が村から出た事、主人公と妹が「ツガイを統べる者」言われたのは能力が特殊だからでした。その能力は1度死ぬと手に入ります。
そしてアサは死んだことがあり「解(カイ)」という能力を持っていました。
この「解」は超強力で人に付いているツガイを強制的に解除することができます。
解除したツガイと新たに契約をすれば自分のモノにできるのです。
当主の爺さんがとんでもない数のツガイを抱えているのはこの能力のお陰なのかもしれません。
それぞれの思惑、様々なツガイが登場しつつユルとアサは両親の消息を追います。
画、キャラ、設定と文句なしにオススメできる漫画です。
■最新"8巻"の感想
最新8巻では回想シーンで「ん?」となることがありました。
前述していますがツガイの持ち主が変わっているのです。真相は明らかになっていませんが、9巻以降で語られると思います。
度々出ては活躍し良いことをいうウサギ
主人公と敵対している男は意味深なことを言います。
主人公が暮らしていた村は「東の村」という名でした。
そして東西=関ヶ原の戦いが関係しているようです。西軍が400年ぶりに東軍にリベンジ?と匂わすようなセリフです。この関ヶ原に関連する話は7巻で座敷わらしのちびっ子2人がユルとアサに語ります。
全体的に面白いのですが8巻は続きが気になる終わり方をしました・・・
流石にどんどん盛り上げていきますね・・・
新たな刺客、強力なツガイと続きが楽しみます。
巻末には9巻が2025年3月発売予定とあります。待ち期間長いな・・・。
■おわりに
ebookjapanでは1巻が無料で読めるようです。
気になって頂いた方はぜひ読んでみてもらえると嬉しく思います。