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”結構ネタバレ”『心に残っている』漫画の「シーン、回、巻」.Vol2

 

これまでに読んだ漫画の中で、心に残りまくっている「シーン、回、巻」をご紹介させてください。

 

当初、本記事は1記事の予定だったのですが、改めて『心に残っている』漫画の「シーン、回、巻」を確認していた所、数が多すぎて文字数が増えてしまい、パソコンが重くなったり文字が重なったり、カーソルが動かなくなったりした為に分割しました。また今後も増えていく可能性があるため.Volと表記しています。


ちなみに、
感動、衝撃、胸熱、爆笑の「シーン、回、巻」は周回して何度も読んでいます。
悲しい、トラウマの「シーン、回、巻」は周回は殆どしていませんが、強く心に残っています。


記事の目的から思い切りネタバレしますので、ネタバレすんな!という方は超閲覧注意でございます<(_ _)>

 

ご紹介の前に、注意事項です。
・個人の好みなので本記事きっかけで読んだけど自分のは刺さらなかったという場合はご容赦ください。
・ネタバレ注意と記載しておりますが、気づかず見てしまったじゃねぇか!という場合も何卒ご容赦ください。
・順不同でランキングではありません。
・本記事の内容は2024年7月時点のもので、今後大幅に入れ替わったり、増減する可能性があります。
・該当する「シーン、回、巻」があってもその後の展開等々で次巻を買わなくなった、読まなくなったものは除外しています。
・記事中に対象のページ数を記載している箇所がありますが、作品によってはページ数がふっていないため電子版のージ数を記載しています。これが紙のページ数とズレている可能性ありです。電子版は本編以外の表紙や目次ページもカウントしているため。

 
■『心に残っている』漫画の「シーン、回、巻」
HUNTER×HUNTER』より【19巻、急襲】 → 衝撃
特にP177の「おん」はやばかった。なお急襲の回の冒頭はエグいシーンです。ポックルさん・・・。

 

キメラアント編でネフェルピトーが、強そうなやつと闘って自分がどのくらいなのか強いのかを試すために、ゴン&キルア&カイトがいる場所に太ももをビキビキさせてジャンプで飛んで来ます。

 

最初の一撃でカイトの腕がシャンクスになるのも衝撃でしたが、この回の最も印象深い箇所は別です。

 

それは、ゴンとキルアが臨戦態勢となり、ネフェルピトーに向かおうとした際にネフェルピトーから向けられたオーラの禍々しさです。

 

禍々しさを表現する為にオーラを「怨」という文字で表現し、かつ「おん」というふりがなをふって効果音としています。天才か!いや天才だった。


当時ジャンプで見た際に、「うわぁ、すげぇ、こえー、どうなるの?」が止まりませんでした。

 

その後の結末も衝撃でした。

 


バジリスク甲賀忍法帖~』より【2巻、五対七】 → 衝撃
「卍谷へ・・・・帰ろう」という主人公の悲しげな表情での台詞の後の、P178、179の見開きが超衝撃!

 

甲賀忍者軍団の跡取りであり、とんでもない異能をもった主人公は伊賀の頭領の娘と恋仲であり、全く好戦的な姿勢や闘う意思を見せていませんでした。しかし書状から状況を把握し、既に自分の里にも犠牲者が出ていると知った主人公は何とも言えない表情をして冒頭の台詞を言います。

 

この時、主人公とお付きの二人は伊賀忍者軍団と異能を持った強力な幹部に囲まれていました。


そんな事は一切意に介さず、お付きの2名を伴って帰ろうとする主人公。囲んでいた伊賀忍者軍団は思わず後ずさりして道を空けてしまいます。強者感が半端ないです。

 

権力欲に取りつかれ、甲賀に対する憎しみも強い伊賀のNo2(映画では椎名桔平さんが演じられてます)は、無事に返すわけにはいかないと襲い掛かるように指示します。そして一斉に飛び掛かった次の瞬間・・・。

 

普段は物静かだけど、やる時はめちゃくちゃ強いというのが一番カッコよいし、怖いですね。

 

悲劇の物語で、全体を通して悲しいですが、徳川家康江戸幕府の暗躍から水面下で色々なことが動いているのに、それを知るまでに1.8巻(知ったのが2巻の終盤なので)もかかっています。


ここまでの状況やタメが、この回で一気に加速するので読み応え抜群のシーンです。

 


ベルセルク』より【12巻、蝕~13巻の反撃の誓い】 → 衝撃、トラウマ
「それは宴だった」はパワーワード過ぎた!

 

ベルセルクを始めて読んだのは、20年ちょっと前です。当時は21巻~23巻くらいまで出ていたと思います。(2024年7月時点で42巻)
当然、今回ご紹介のシーンも発売済で読みました。

 

その後の20年で3回くらい(内1回は本記事のために読み直した1回)読んでいます。エグ過ぎてあまり読みたくはないので・・・。

 

そうです。あのシーンです。宴です・・・。

 

ベルセルクには悪魔のような怪物が出てくるのですが、その上位者としてゴッドハンドという魔神のような存在が4人います。とんでもない強さをもった4人です。そしてヒラの怪物になるのも、まぁまぁ強い怪物になるのも、最上位のゴッドハンドになるのもある事をしなければなりません。(ゴッドハンドは特に選ばれし者だけ)

 

それは徹底的に絶望した時に、絶望の中でも大事にし続けたいと思っている存在を既存の怪物たちに捧げるということです・・・。


ベルセルクの準主人公的な存在のグリフィスは、主人公のガッツが自分から離れていったことをキッカケに情緒が不安定になり大きなミスを犯します。そのことで夢破れる状況に陥ったのです。

 

そこで4人のゴッドハンドがグリフィスを5人目のゴッドハンドとして迎えるべく現れます。


グリフィスがゴッドハンドに成るために捧げないといけない対象は自分を慕い、自分の夢のために長年付き従ってきてくれた鷹の団の団員全員です。

 

しかもこの時、囚われだったグリフィスを鷹の団が命がけで救い出した後でした。

 

4人のゴッドハンドに誘われたグリフィスは「・・・げる」と言ってしまいます。
そこから壮絶な宴が始まりました。

 

そりゃガッツも生涯かけて復讐を誓うよねと。
夢破れて絶望というのは分かりますが、自分だったらどうだろう?と考えた時に「捧げる」という選択肢は今も昔もないですね。

 

またこの回では、団員全員が捧げられる(怪物たちに皆殺しにされる)ので、団の中で一緒に戦ってきた中心メンバーも次々に悲劇に合います。中でもジュドーが男前すぎてたまりません!ジュドーは片想いをしているキャスカを逃がすために全身がズタズタになりながらも守り思いを告げることなく力尽きます。悲しすぎる&男前すぎる!

 

ベルセルクは、黒い剣士という現在から始まり、本記事のシーンが含まれている黄金時代に戻り、黒い剣士のちょっと先である断罪編に戻るという時系列で進みます。

 

最初である黒い剣士の時に、めちゃくちゃ冷酷に怪物たちを殺しまくる(命乞いや近くに怪物の子供がいても)ので、惨いなと酷いなと思うことがありましたが、【12巻、蝕~13巻の反撃の誓い】をみたら納得しました。そりゃそうかと。


理不尽に自分たちを裏切り、皆殺しの目に合わせた奴らなんですからね・・・。


最新42巻の段階でもベルセルク程、正義側が劣勢な漫画を他に知りませんが、この先どうなることやら。

 

 

BLEACH』より【20巻、end of hypnosis】 → 衝撃
20巻のP24以降は「うぉ!オイオイオイ」の連続でした。ちなみに一つ前の19巻の夜一と砕蜂の回も胸熱でした!

 

愛染の「さようなら」から「・・・行くぞ、ギン」のシーンでは、誰の言う事もきかない感じのワンパクなギンがめちゃくちゃ従順で度肝を抜かれました。

 

この付近では、
・「彼以外を副隊長だと思ったことは無い」
・「・・・あまり強い言葉を遣うなよ」、「弱く見えるぞ」
・「腕ごと置いて退がりたまえ」
・「破道の九十『黒棺』」
と読み応え抜群の台詞のオンパレード。

 

そしてP220と221の見開きは「イッケメーン!」、メガネと髪型でそんなに変わる?という変身ぶり。


気付いた人は大勢いたのかもしれませんが、私はまんまと騙されていました。衝撃回です。

 

 

『キングダム』より【32巻、開く城門】 → 胸熱
映画化されてるしキャストは超絶イケメンばかりだしで超有名な漫画ですね。
物語の性質上、胸熱シーンはテンコ盛りなのですが32巻のP136と137の見開きは「うぉーーー!!」でしたね。

 

合従軍に何とか抵抗していたものの、李牧が別動隊を率いて秦の国都である咸陽に迫っていました。


ギリギリで気づき、防衛する主人公の信と助っ人にきた秦王の政。


多勢に無勢&正規兵ばかりではない秦軍は劣勢で遂に城門は開かれ終わった!!と思った瞬間、李牧たちの背後に多数の軍勢が。


遠いところで別の戦いをしていた楊端和が大軍を率いて助っ人に来てくれたのです。

その後は秦軍と楊端和率いる山の民軍で李牧軍を蹴散らし退却に追い込みました。
満身創痍にも程があるレベルでギリギリだった所に、颯爽と現れた楊端和はカッコよくて衝撃でした。

 

ちなみに秦軍を助けたあとの楊端和と山の民軍は、元々戦っていた別の軍との戦闘の再開のため戻っていきました。


配下の心の中の台詞で「マジかよ・・・」とありましたが、読者も殆どが同じようにマジかよ・・・と思ったとおもいます(笑)

 


■おわりに
どれも心に強く残っているシーンのご紹介でした。
ご紹介した中のいずれか一つでも、どこかのどなた様かの共感が得られたり、本記事がキッカケで読み始めて頂けたら嬉しく思います。