2024年7月5日に『凶乱令嬢ニア・リストン 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録』の最新"4巻"が発売されました。
個人的にめちゃくちゃ面白かったです。
レビューは4.90と超高評価、面白いものはちゃんと評価されるんですね。
画は綺麗だし展開も面白いしで超オススメです。
そんな本作のご紹介と最新"4巻"の感想です。
ネタバレを含みますので閲覧注意です。
■『凶乱令嬢ニア・リストン 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録』とは?
神殺しまで成し遂げた武人は何らかの理由で死の間際となりますが「戦って死にたかった」と願います。すると病弱で幼い貴族令嬢に転生しました。
転生の儀式を行った術師は「死にかけだけど1日何とか粘って生きてて欲しい!私が報酬をもらって遠くに行くまで!」という超我儘な要望を幼い少女に言います。
普通なら訳も分からず絶望するだけでしょうが、転生してきたのは大英雄の武人でした。自分の身体の中の気を操り速攻で健康体になってしまいます。
こうして主人公の元大英雄は幼い貴族令嬢「ニア・リストン」として生きていくことになったのでした。
このニア・リストンはとてつもなく強いのです。少女の体ですが気を操作することでめちゃくちゃ強いのです。
どのくらい強いかをドラゴンボールで例えると、この世界の強いと言われる人たちが桃白白と闘った時の悟空だとしたらニア・リストンはスーパーサイヤ人になった悟空です。
もうめちゃツヨです。
自信満々の暗殺者も子ども扱い、大勢の悪党も瞬殺、S級風のモンスターもワンパンです。
しかも見た目は幼い少女なので舐められまくりの絡まれまくりです。絡んで来た人達はぶっ飛ばされるか心を折られるかします。
貴族のお嬢様を攫っちゃおうというノリで襲いに来た悪党の一味もボコボコに…
歴戦の悪者も震えて何も言えなくなってしまいます。
護衛兼侍女(この世界では最高峰に強い)とダンジョンに遊びに行くと目の前のモンスターを蚊を払うかのようになぎ倒していきます。モンスターたちは涙目で逃亡の図。
転生させてくれて娘を可愛がってくれている両親に迷惑はかけまいと気を付けはしますが、とにかく戦闘民族なので闘いたくてウズウズしています。
そんなニア・リストンが両親に迷惑をかけないように気をつけながらさまざまな人たちと関わっていきちょいちょいバトルする物語です。
タイトルは物騒ですし、表紙も可愛い少女だったので敬遠していましたが読んでみたらめちゃくちゃ面白かったです。
強いことを鼻にかけたり、ざまぁをするのではなくとにかく強者と闘いたいニア・リストンは武に関して常に遥か高見から周りをみています。そしてニア・リストンのとんでもない強さを知る者も少しずつ現れて行くのでした。
■最新"4巻"の感想
ニア・リストンは一家の事業で国家にとっても重要な「魔法映像」(※マジックビジョン)の普及に奔走しています。※テレビみたいな物のことです。
転生させてくれた両親がこの事業に多大な投資をしており普及させることが恩返しになるというにもありますが、魔法映像で武闘会を放映すれば強者と闘えるし普及も出来る!!と考えているのです。
そこで同級生でお友達になった王女の「ヒルデトーラ・アルトワール」を介して国王陛下に直訴します。世界中から猛者を集めて武闘大会を開いてよいか?と。
しかし国王から開催には10億かかると言われてしまいました。
S級モンスターでも数体で2、3000万の報酬なのでかなりの金額です。
この金額を稼ぐために専属侍女&護衛の「リノキス」をリーノという名前で冒険者に仕立てて稼がせます。そして冬休みを利用して2人で他国に遠征に行くのでした。
元々強かったリノキスはニア・リストンに鍛えられまくって界王拳が使えるくらいの強さにはなっていますがニア・リストンはスーパーサイヤ人です。まるで次元が違います。はたから見ると幼い少女と冒険者ですが実際には魔王(リア・リストン)と赤ちゃん(リノキス)くらいの違いです。
他国に降り立った2人は凶悪で高値がつくモンスターを蹂躙していきます。10億のために…。
そしてリノキスが物怖じする程強く、2人が居る国が精鋭部隊を投入しても倒せなかった超凶悪なモンスターをリア・リストンは瞬殺します。
討伐報酬や素材の報酬で荒稼ぎする2人でしたが、強すぎることに対して危機感を感じた他国の上層部と金儲けに利用できないか?と画策する悪徳貴族が暗躍し始めました。
そして悪徳貴族がリノキスを呼び出します。部屋の外には大勢の刺客が潜んでおり貴族は自分の金儲けのために従えと圧をかけます。しかしリノキスは潜んでいる刺客も含めて倒す自信があるので動じません。
しかくここで貴族が悪手を…
「お前(リノキス)には弱点がある」と言ったうえでニア・リストンが待っている部屋に刺客を差し向けたことを示唆したのです…。
当然ながらリノキスの方が強いと思っている悪徳貴族は同行している幼い少女を人質にすれば言う事をきくしかないと思っているのでドヤ顔となります。
4巻の最後はニア・リストンのいる部屋を刺客がノックしたところで終わりました。
もう展開が…刺客と悪徳貴族はどんなぶっ飛ばされ方をするのか…
めちゃくちゃ丁度良いコマで終わりとなり続きが気になりまくりです。
画も巧いしコマ割りも絶妙だし暴力的なことが苦手でなければ超オススメです。
戦闘狂ではありますが落ち着いた考えを持っており凶乱という割にはグロさなどはなく読みやすいです。
■おわりに
本作の1巻が発売されたのは2023年の5月6日で4巻は2024年7月5日でした。毎日電子書籍のサイトを見たりネットでオススメ漫画を探しまくっているのに気付きませんでした…。
早いもので2024年の9月も今日が最終日、9月中に書きたいと思っていた記事は無事に書き終えました。最近は23時頃からや4時頃から小一時間記事を書いて下書きにストックしておき土日に一気に仕上げるという感じになっています。
本当は色々なランキングとか自分なりの漫画評価一覧などご紹介したいのですが時間が……。
何とか頑張りたいと思います<(_ _)>