2024年9月25日に『キコリの異世界譚~転生した少年は、斧1本で成り上がる~』という漫画が発売されました。
レビューは4.50で高評価、内容も面白かったのでご紹介させていただきます。
なおタイトルから木こりさんが特有のチートを与えられるも冒険者に適したスキルではないと判断されて追放されてしまうが無双するというものではありません。タイトルで想像して読むはじめると良い意味で騙される内容です。
ネタバレを含みますので閲覧注意です。
■『キコリの異世界譚』とは?
主人公は冒険者志願の少年「キコリ」です。これは本名ではなく故郷を出る時に餞別代りに渡されたのが1本の斧で【木こりが木を切るようにモンスターを斬って生きていく】という決意から名乗った偽名です。
主人公は転生者のようですが詳細は不明でチートなどはありません。
ゴブリン相手でもピンチになります。圧倒的なLv1からのスタートです。
チートがない異世界系漫画も増えてきました。
真っ先に思い浮かぶのは「野人転生」ですかね。こちらは主人公が転生前にやっていた空手で戦います。
その日の食事と宿泊代を稼ぐために危険な森の出入り口付近でゴブリンと格闘するキコリ、世話をやいてくれる先輩冒険者の存在で少しずつ強くなっていきます。
故郷で何があったのか?転生に関する謎など異世界ものであれば1巻の前半で全て説明されることが何も分かっていません。
世界観にあった画と少しずつ成長するキコリ、リアルな戦闘シーンは見応えあります。
今後に期待したいオススメの漫画です。
■最新"1巻"の感想
1巻は奥に行けば行くほど強力なモンスターがいるという森の入り口付近の最弱エリアで奮闘します。ゴブリン相手にピンチになった教訓から少しでも装備を整えたいと考えた木こりは冒険者ギルドの受付さんに相談、ギルドの地下に店があると聴き覗きにいきます。
このお店の店長?店員さん?が「アリア」です。アリアは美人ですがグイグイ厳しく適切な指摘を木こりにします。そしてアリアの勧めで購入した盾を手に森に入りますが油断から瀕死になり再びアリアの店に…。
アリアは木こりを外に連れ出して狩のレクチャーをしてあげると言ってきたのです。
モンスターの習性や気を付けるべきを細かレクチャーするアリア、ゴブリンがいるエリアで姿から全く想像できない咆哮をあげます。
アリアの武器は持ち手が長い斧?ハルバート?で見た目は美女ですが行動や言動は完全にバーサーカーでした。戦闘狂かつ物理でサクサクいきます。
アリアがあげた咆哮によりゴブリンが複数襲ってきますがワンパンしていきます。
同じことをキコリにやらせるアリア、キコリが沢山出過ぎて殺されそうになったらどうするのですか?ときいても「ぶっ殺せば殺されない」という明快な回答でした。
繰り返しますがアリアは見た目から想像できないバーサーカー気質のようです。
そんなアリアに指導され成長していくキコリ、アリアの紹介で信用できる武器屋にも知り合いができました。
堅実に成長していく様は面白いですね。
あとアリアは美女ですが主人公が少年だから無駄なお色気シーンがないのも好印象です。読者を何だと思っているの?というレベルで意味のないお色気シーンや出て来る女性キャラが軒並み巨○という作品が多いので余計に貴重です。
まだ1巻で何とも言い難く謎も多い作品ですが楽しめました。レビュー評価をつけるなら4.00くらいですかね。
オススメです。
■おわりに
面白い作品が出て来るのは波があるのか1巻しか出ていない漫画を続けて買う時期があるような気がします。最近は波が来ている印象です。
本作はサクサク新巻が出る感じでもなさそうですが2巻を楽しみに待ちたいと思います。