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"ネタバレ"オススメ漫画『SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師』のご紹介と最新"4巻"の感想

2024年10月10日に『SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師 ユグドラシルの呪いにより弱点である魔力不足を克服し世界最強へと至る』の最新"4巻"が発売されました。

 

最新4巻のレビューは4.10とふるっていませんが1巻~3巻は4.50超えとなっており面白い作品ですのでご紹介させて頂きます。

 

ネタバレを含みますので閲覧注意です。

 

 

■『SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師』とは?

主人公の「レイ・ディン・フール」は黒魔導師フェイル、女剣聖ヒメノ、大剣使いスグレンスト、オールラウンダーでリーダーのロキで構成されるAランクパーティー「グンキノドウワ」に所属する白魔導師です。

 

レイは欠損した体も復活させる規格外のヒールを使うことができましたが重大な欠点がありました。魔力がなさすぎて1度のヒールしか使えないのでした。1度ヒールを使うと魔力回復薬を飲まないといけません。更にグンキノドウワのメンバーは誰のヒールでも欠損した体を復活させることができると思っていました。レイは魔力のなさをカバーするためあらゆることを率先してこなしてパーティーの役に立とうと奮闘しますが規格外なヒールの価値を知らないメンバーに追放されてしまいます。

出典:SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師「1巻」

 

しかも追放場所は攻略に訪れていたSSSランクダンジョンのユグドラシルの迷宮です。この迷宮は世界に七つある最高難度の迷宮で最奥には秘宝が眠ると言われています。最高難度なので当然モンスターも凶悪でヒール1回で魔力が枯渇するレイは置き去りにされると=死ですがパーティーメンバーは誰も庇ってくれず冷たい視線を向けてくるだけでした。

出典:SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師「1巻」

 

更には攻撃を加えてきた上にダンジョン内の崖から蹴落としてしまいます。

出典:SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師「1巻」

 

死を覚悟して絶望するレイですが次に気づくと美少女が傍にいました。

美少女の名前はノルンで今いる場所はダンジョンの最奥であると知らされます。

出典:SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師「1巻」

 

更にレイは意図せずユグドラシルの秘宝を手にしました。それは最奥の泉の世界樹の雫、そしてそびえ立つ世界樹の力です。

出典:SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師「1巻」

 

規格外のヒール能力を持ちながら魔力が少なすぎるせいで無能扱いされていたレイですがユグドラシルの秘宝=ユグドラシルの魔力によりユグドラシルとレイの魔力回路が繋がり無限の魔力を手に入れたのでした。

出典:SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師「1巻」

 

無限の魔力を手に入れたといっても規格外のヒールが使えるだけで戦闘能力は低いままです。今いる場所は凶悪なユグドラシルの迷宮の最奥です。レイはノルンに修行をつけてもらうことになりました。

 

3年の月日がたちレイはユグドラシルの迷宮のモンスターを倒せるまでに成長します。そしてノルンのアドバイスもあり地上に出ることを決意し2年かけて200階から地上に辿り着きました。

出典:SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師「1巻」

 

レイは世話になったノルンに一緒に外に出ない?と聴きますがノルンはユグドラシルの迷宮の魔力で体が形成されている存在なので外に出ることが出来ません。

出典:SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師「1巻」

 

レイはノルンに再会の約束して外に出ていくのでした。

出典:SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師「1巻」

 

外に出たレイは元々規格外のヒールを使えた上に最高難度ダンジョンのモンスターを楽々倒せるほどの強さになっています。久しぶりにノルン以外の人を見たレイは指名手配されるような凶悪なモンスターが人を襲っているところに行き「こんにちは」と挨拶をする天然ぶりを発揮します。

出典:SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師「1巻」

 

一方、レイを追放したグンキノドウワの面々はAランクからSランクに昇格はしたものの伸び悩んでいました。レイの代わりの白魔導師を入れ替わりパーティーにいれますが少しの傷の回復ですら時間がかかるのです。そこでレイのヒールがいかに規格外で瀕死の重傷や体の欠損をも一瞬で完治させることがいかに凄いことが気づきます。グンキノドウワの面々は知りませんでしたがレイは白魔導師の中で序列1位の凄腕だったのです。

出典:SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師「2巻」

 

そうしてレイが居た時と違い重傷を負うと死ぬ可能性があると知ったメンバーですが、ダンジョンで超凶悪モンスターの「アンデットテラー人型」とエンカウントします。

出典:SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師「2巻」

このアンデットテラーは超凶悪なモンスターですが人型は最弱でした。次に強いのが獣型で最も強いのが液状型です。

出典:SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師「2巻」

 

人型のアンデットテラーとエンカウントしたグンキノドウワのメンバーは蹂躙されてしまいます。

黒魔導師フェイル → 行方不明ですが恐らく死亡

女剣聖ヒメノ → 失明&左手と左足欠損

大剣使いスグレンスト → 意識不明

リーダーのロキ → 右腕と左足欠損

 

更にレイを追放してからの5年でグンキノドウワは加入させた白魔導師を何人も囮や置き去りにして殺していることまで明るみ出てしまいパーティーは終了します。

 

グンキノドウワがそんなことになっているとも知らないレイは王都に向かうのでした。

 

 

■最新"4巻"の感想

4巻は5年ぶりの王都です。

出典:SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師「4巻」

 

街を散策中にグンキノドウワのメンバーだった大剣使いのスグレンストに声をかけられます。スグレンストはただでさえ立場がまずい状況でレイまで生きていると知られたらマズいと思い人気のない所に誘いだして殺そうとするのでした。

出典:SSSランクランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師「4巻」

こうしてスグレンストと闘うレイですがスグレンストは知りません。レイが世界最強クラスの強さになっていることを。

 

また4巻では女剣聖のヒメノが目を覚ましますが失明と体の欠損で絶望します。レイが生きていると知ればヒールをするように言いそうですがこのヒメノはめちゃくちゃ感じが悪いので助けないでほしいですね。レイは良い奴だから助けるのかな…。

 

4巻は久しぶりの王都で元パーティーメンバーとも再会しました。5巻も元パーティーメンバーとのやりとりになりそうです。ヒメノをどうするかが気になりますが続きが気になる終わり方でした。

 

 

■おわりに

「超難関ダンジョンで10万年~」と画の雰囲気やタイトルも近しいので本作の作画の方が描いて欲しいですね。「超難関ダンジョンで10万年~」は3巻から作画が変わった上にストーリーもめちゃくちゃになったので…。

 

本作は4巻しか出ていませんが続きが気になる良作です。

もし気になって頂いた方がいらっしゃれば読んでみてもらえると嬉しく思います。