2024年9月30日に『レ・セルバン』の最新"5巻"が発売されました。
またまたやってきました超絶重厚なダークファンタジーです!!
ベルセルクのようなロードオブザリングのような雰囲気があり、画も超美麗で面白いです。ebookjapanでのレビューは4.00とふるっていませんがAmazonでは4.90と激高でした。
世界観にあった美麗な画、読み手を惹きこむストーリーと設定で超オススメです!!
ダークファンタジーにありがちなエログロ描写がありますので苦手な方は要注意ですが、その辺が大丈夫な方には超絶オススメです。
ご紹介にあたってはネタバレを含みますので閲覧注意です。
■『レ・セルバン』とは?
主人公の「セルバン」が治める山裾の国「ヘレンタール」に友好国だったイリア皇国が攻めて来ました。イリア皇国は残虐で老若男女問わず虐殺していきます。歴戦の騎士や王妃のハンナも無残に殺されてしまいました。残るは娘のアルシノエと王である自分のみです。
イリア皇国が突然攻めてきたのは邪悪な人物の手引きがあったからですが皇国は邪竜を復活させてヘレンタールにとどめを刺しにきました。
これでもかというほど悪人ヅラのキャラクターが妖しい祈りで邪竜を復活させます。
主人公のセルバンは王でありながら巨人の末裔でめちゃくちゃ強い騎士、娘のアルシノエは任意の思い出を捧げる事で強力な兵器を呼び出すことができます。アルシノエは母のハンナから特別な能力を引き継いでいます。ハンナは綺麗な女性ですが見た目通りの年齢ではなく邪悪な魔物などを自分の身体を使って封印しているようです。邪竜やその他の邪悪な魔物の復活を目論むイリア皇国はハンナを亡き者にするためにヘレンタールに攻めて来たようです。
邪竜を撃退するためにアルシノエは殺された母であるハンナの思い出を使おうとしますが父であるセルバンは自分の思い出を使うように言います。
亡くなった母の思い出を使うと二度と元に戻りませんが生きている父との思い出であれば新たに作ればよいと言うのでした。
そうして父との思い出を犠牲にして邪竜を撃退します。
迫りくる皇国の追っ手を躱しながらセルバンとアルシノエは逃避行を続けます。
逃避行の間気を失っていたアルシノエが目を覚ましますが力を使った反動で敬愛する父の事が分からなくなっていました。
ヘレンタールの先祖と秘宝が祭ってある遺跡に辿り着いたセルバン、セルバンの先祖は巨人で竜を単独で倒せるほどの強さだったようです。
遺跡から王家の電撃をまとうことができるトールハンマーのような斧を持ち出したセルバンは味方になってくれる国を求めて旅をつづけるのでした。
最初に辿り着いた街では今後も行動を共にすることにミネルファと出会います。
ミネルファは追っ手から逃げるためにセルバンのコートの中に隠れます。巨人の末裔であるセルバンは普通の男より大きいのでした。
ミネルファを追う狼男と交戦している所にイリア皇国が解き放った邪悪な魔物が大挙して押し寄せてきました。
これらの魔物は普通の魔物ではなく一体一体が強力です。
強力で凶悪な魔物をセルバンは電撃を纏った斧で倒していきます。
セルバン達を逃がしてしまったイリア皇国、暗黒司祭の名前はサマエルです。名前も見た目も杖もこれでもかと言うほど悪ですね。
ミネルファを仲間に加えたセルバン一行はイリア皇国に対抗するために旅を続けます。
今の時点で大岩を素手で粉砕することができるセルバン王ですが、歴代の王は単独で邪竜を倒しており遠く及びません。精神と時の部屋的な所でご先祖様と組み手を行います。
セルバン王も大きいですがご先祖様は規格外の大きさです。
精神空間のような所でご先祖様と組み手を行うセルバンですが体格差は圧倒的です。
覚悟を決めて意志を強く持ったセルバンはご先祖様と真正面から打ち合います。
こうして新たな強さを手に入れたセルバンですが数が違いするため仲間を求めて旅を続けます。
一方ミネルファをセルバンにとられてしまった狼男のゴーフェルは「ルキ」という男と出会います。このルキは謎が多い人物ですがセルバンの妻であったハンナと関りがあり、イリア皇国の中枢にいる人物とも親交があるようです。更に凶悪な魔物を素手で瞬殺する強さも持っています。
セルバン達が向かっているのは西方最大の戦力を誇る騎士の国「スフランデル王国」です。スフランデル王国の王太子パラディスは自らが先頭に立って魔物を討伐する人望の厚い王子です。
一方で妹のロザリカは超箱入り娘です。
セルバン達が着いて間もなくスフランデル王国にもイリア皇国の邪悪な魔物たちが攻めてきました。
イリア皇国との戦闘の最中でアクシデントに見舞われたロザリカ姫は教会の像が自分に語り掛ける様を目にします。
城の中にまで攻め込まれたスフランデル王国、ミネルファとアルシノエの奮戦、超箱入り娘ロザリカの覚醒と目まぐるしく事態が動きます。
1巻冒頭で自分の国が攻め落とされて復讐と平和のために戦う主人公、戦乱により覚醒していく仲間達、ますます邪悪さを増す敵対勢力と見応え抜群の超オススメダークファンタジー漫画です。
■最新"5巻"の感想
5巻は衝撃の連続でした。セルバン達が滞在するスフランデル王国のにイリア皇国が攻めて来るですがミネルファが剣と弓で奮戦、アルシノエが戦士として覚醒、続いてスフランデルの箱入り娘だったロザリカ王女も特殊能力を手に入れて覚醒します。
超箱入り娘だったロザリカですが特殊能力を手に入れて人の死に触れたことで王国を守ろうと決意します。もう後ろ姿がこれまでとは全く違う雰囲気です。
そんなスフランデル王国にグルンべルドさん的な敵の大将が飛竜にまたがってやってきます。
この敵軍を率いる大将は「ゴルゴリオス」で鉄球を扱うめちゃくちゃ強い戦士です。スフランデル王国の希望だったパラディス王子を殺した仇敵でもあります。そんな超強敵とロザリカとアルシノエの2人が王宮内でエンカウントしてしまいます。
少し前なら泣き叫んで逃げるだけであったろうロザリカですが全く引きません。覚醒したロザリカは特殊能力でゴルゴリオスを攻撃、ゴルゴリオスの右肩から先を消滅させたところで5巻は終わりました。
イヤイヤどうなんの?この先は?という状況で6巻に続くとなってしまいました。
ゴルゴリオスを含めてイリア皇国の中心的な人物はベルセルクでいうところの使徒の強さを手に入れており普通にやって勝てるとは思えません。
続きが気になる超オススメの大作漫画です。
■おわりに
まだまだ多くの謎がありつつも超劣勢な主人公サイド、ベルセルクに比べると劣勢度もましか?
2024年に読み始めた漫画で特に面白かったのは「ケントゥリア」、「獣王と薬草」、「転生大聖女は、聖女であることをひた隠すZERO」、本作の5作品です。その栄えある5作品の中でも本作はイチオシの超オススメ漫画です。
気になって頂いた方がいらっしゃれば読んでみてもらえると嬉しく思います。
なおebookjapanにて期間限定で無料で読めると記事内に記載している漫画はアプリ版が無料になっていなくてもWEB版は無料になっていたりします。残念ながら本作「レ・セルバン」の1巻無料期間は終了していますが他の作品はどちらかで無料の可能性があります。WEB版もアプリ版もアカウント登録すれば連携されますし無料で読める作品も多いのでオススメです。
ebookjapanでは無料で読める作品のランキングもありますので、そこで良さそうなのを読んで面白いものだけ続きを買えば失敗しないかと思います。