Tairablog

漫画、本、歴史、映画、仕事、日記

"ネタバレ"オススメ漫画『死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く』のご紹介と最新"8巻"の感想

 

2024年9月27日に『死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く』の8巻が発売されました。

 

既に8巻まで出ているのでご存知の方も多いと思います。

美麗な画、超絶美少女でめちゃくちゃ強い剣士の主人公、レビュー評価は4.50と高評価です。

 

本作は主人公が剣士で戦争が多く描かれているのでグロいシーンがそれなりにあります。苦手な方は要注意です。

 

ネタバレを含みますので閲覧注意でお願いいたします。

 

 

■『死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く』とは?

赤子の時に死神の「ゼット」に拾われた主人公の「オリビア」は剣技や知識をゼットに叩き込まれて超絶強い剣士に成長しました。

出典:死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く「1巻」

 

優しく育てられたわけではなく勉強や訓練の時に現れては指導するゼットにオリビアはめちゃくちゃ懐きますが15歳になった時にペンダンと漆黒の剣、そして手紙をおいてどこかに行ってしまいました。

 

こうしてオリビアはゼットを探す度に出ます。

そして剣技を活かすために「ファーネスト王国の兵士」になるために「アースベルト帝国」の関所に通りかかりました。

 

超絶美少女で高そうな剣を持つオリビアに絡む兵士たちですがオリビアは死神のゼットに育てられたため人間の普通が分かりません。

 

帝国の兵士たちに何をしているのかと聴かれると普通に「ファーネスト王国の兵士になるから通してほしい。邪魔しない」と言ってしまいます。この2国は戦争中です。

 

そして襲い掛かって来る兵士たちを瞬殺、めちゃくちゃ強いのです。

更に常識がないのでこの時に殺した兵士たちの首を「ファーネスト王国の兵士」になるための手土産として袋にいれて引きずっていきます…。

 

その首の中に帝国で名の知れた人物がいたことでオリビアは准尉として採用されます。

 

その後も王国が手を焼きまくっていた山賊一味を1人で全滅させたり、敵軍の総大将を討ち取ったりと大活躍し王国で最も名誉のある勲章まで授かることになりました。

出典:死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く「3巻」

しかしオリビアは勲章などに興味はなく美味しいパンやケーキが欲しいとねだります。

もらったケーキを上官との面談中に食べ始めるし、王都の美味しいケーキ屋さんに行けると思っていたら極秘任務で進路が変わって期限は悪くなるしで超自由人です。

 

しかし敵の大軍に1人で突っ込んで行き総大将を討ち取る武力を持っているので見逃されます。

 

その強さと美しさに見惚れて狂信的に慕う部下たち、祖父のように接してくれる王国軍部の大将、厳しく接しつつも認めていく軍幹部とのコミュニケーションも面白い要因です。

 

戦争が描かれており人がよく死ぬので好みは分かれると思いますが苦手でなければオススメの漫画です。

 

 

■最新"8巻"の感想

8巻は王都の図書館で死神ゼットの手がかりを探す、帝国に攻め入った「神国メキア」の魔法士アメリア・ストライトの脅威、帝国軍においてNo1と目されているフェリックス・フォン・ズィーガー大将が目立つ巻でした。

 

図書館に入りびたりゼットの手がかりを探すオリビア、死神ゼットに繋がるかもしれない「ヴァレッドストーム家」に関わる記述はどの歴史書にもなく意図的に伏せられているようでした。

 

また魔法士は帝国の精鋭たちを1人で蹂躙していくほどの強さを見せます。

 

救援に来たフェリックスは本巻で初めてまともな戦闘シーンが描かれましたが無双していた魔法士のアメリアを倒す寸前まで行きました。最後は人質をとられたために引き分けとなります。

 

また新たに深淵人という単語が出てきました。この深淵人はチートを持った一族のようで王は戦争に利用します。しかし戦争に勝った後は毒殺したり暗殺したり濡れ衣を着せて滅ぼしたようです。その生き残りがオリビアかもしれませんね。

 

更にゼットの謎はまだまだ解明されていません。戦争中なので転戦せねばならず王都にずっと留まっているわけにもいかなかったのです。

 

少しずつ解明される謎や戦争に参入してきた神国メキア、9巻が楽しみな展開です。

 

 

■おわりに

本作はバッサバッサと人が死ぬのでその辺に抵抗がなければ楽しめる作品だと思います。私のグロは苦手ですが本作は決定的な箇所は見えにくいうように描かれているので見れます。

 

レビュー数も多く高評価で8巻まで出ているので知っている方が多いと思いますが、知らなかったという方で興味が沸いた方がいたら読んでみてもらえると嬉しく思います。