『落ちこぼれ衛士見習いの少年。(実は)最強最悪の暗殺者。』の最新"2巻"が2024年9月27日に発売されました。
本作は異世界版「必殺仕事人」です。
恨みを晴らしたい、助けたい人がいる、仇を討ちたい人たちが依頼して暗殺者達が仕事をします。
復讐系の漫画では「怨み屋本舗」シリーズ、「善悪の屑」などが有名ですね。
復讐系は復讐の前に悲しいストーリーが描かれるので感情移入しやすくハマり易いです。
そんな異世界版「必殺仕事人」の『落ちこぼれ衛士見習いの少年。(実は)最強最悪の暗殺者。』をご紹介させていただきます。
ネタバレを含みますので閲覧注意です。
■『落ちこぼれ衛士見習いの少年。(実は)最強最悪の暗殺者。』とは?
主人公の「イル」は東門衛士団所属の衛士見習いです。しかもいつも眠そう、さぼる、背が低く細み、ビビりで周囲からは舐められまくっています。衛士団だけでなく大事にされてはいるものの母や妹にも舐められています。
と言いつつタイトルで盛大にネタバレしている通り凄腕の暗殺者です。この辺りも「必殺仕事人」の中村主水みたいですね。
必殺仕事人=暗殺者の集団は「夜の住人」(ノクターナル)と言います。
そして仕事を依頼するにはルールがあります。
【夕暮れ刻に人でなし通りの三番路地を下ったところにある剣が描かれたカーテンの下で合言葉を告げて殺しを願い代価を捧げる】で合言葉は【線を引いておくれ】(ドロー・ザ・ライン)です。
ちなみに通常はカーテンに剣はなく夕暮れ刻のみ夕日が剣を持った像を照らすことでカーテンに映ります。
こうして依頼を受けた夜の住人は暗殺者に依頼を投げて実行するという流れです。
1巻から衝撃の依頼でした。
お友達の母はイルが夜の住人かも?と思った節がありますね。
2巻までで出て来る暗殺者は3人です。
そして出てきた暗殺者には等級があり主人公のイルは最高位のS級です。
2巻までの依頼人は2人、やはり「恨み晴らします」系は感情が刺激されますね。
面白いです。
■最新"2巻"の感想
2巻は1巻から続くエピソードです。
凄腕の鍛冶師が何者かに殺されて残された美少女と弟の姉弟とイルが関わっていきます。
2巻の依頼シーンは下記の通りですが哀しすぎますね……。
余りネタバレしても……なので詳細は避けますが依頼を受ける際のイルは静かにブチ切れます。元々真面目で暗殺者向きではないのです。
2巻の終盤ではイルが一連の黒幕を追い詰めます。そして戦闘へ。
ここでもイルは舐められまくって(イルがヘタレなのは有名)いますがどうなるのか?黒幕がイルに仕掛けた所で2巻は終わりました。
前述していますが今のところ暗殺者として出てきているのは3人でS級で主人公のイル、A級が1人、B級が1人です。イル以外の2人は能力の説明もありましたがイルは殆ど不明です。
本作は「必殺仕事人」にインスパイアされたような箇所が多く「仕事人」好きな私としてはオススメの作品です。レビュー評価は4.10とまずまずで2巻しか出ていませんが続きが楽しみな作品となりました。
■おわりに
1巻の1話を話売りの電子書籍サイトで見ていたのですがその後は忘れていました。
ebookjapanのサイトを見ていたら2巻を見つけたので読んでみたらハマった!という感じです。話売りのサイトでは試し読みよりも多めに無料で見れることがあるのでまずは無料で試して頂いて気に入った場合は買うが賢いかもしれません。私は常にフライングしてますが……。
全然関係ないですが最近サスペンス系の漫画を買い漁って寝る前に読んでいるせいか怖い夢を連チャンで見てます。よい年なのに……。
興味を持っていただいた方がいらっしゃれば読んでみてもらえると嬉しく思います。