仕事で成功している人の多くに共通している事として「謙虚さ」があります。
しかも職位が高い程、重要性が上がります。
また必要とされる、定年後も安定して職に就くにはこの「謙虚さ」が非常に重要です。
例えば偉そうな先輩や上司が定年を迎え、再雇用してくれないか?と言われた時に自分が決裁権を持っていたら雇いたくないですよね?
でも「謙虚」な先輩や上司なら学ぶ事はあるし、顔も多方面にきくだろうし雇う可能性が高いと思います。
仕事以外でも重要です。
自慢ばかり、マウント気質だと一時的にはよくても友人や恋人も離れて行きます。
しかし、この「謙虚」が分かっていても難しい。
そこで6ヶ月に1度もしくは年に1度くらいの頻度で今回ご紹介する漫画を読んで、ホッコリ温かい気持ちになったり、モチベーションが上がったり、登場人物を反面教師にする事で周りに厳しかったり初心を忘れ気味な自分を律するのはどうでしょう?というご紹介です。
自分では気づかないですし、言われても中々難しいので定期的に読むことで自動的に『謙虚』へ軌道修正をするという画期的なアイデアでございます。
そんなんで上手くいくか!という御意見はごもっともですが、個人の意見と感想なので広い心でご容赦頂けますと幸いですm(_ _)m
本記事は2024年8月時点のものです。
今後入れ替わりがある可能性があります。
極小のネタバレがありますのでご注意ください。
順不同でランキングではありません。
謙虚で居続けられなくてもご容赦ください。
定期的に読むことで、
・『謙虚』な気持ちを忘れず、いつも『謙虚』で居続けられる
・周囲に優しくなれる
・もう1度頑張ろう!もっと頑張ろう!と思える
かもしれない漫画をご紹介いたします。
■『謙虚になれるかもしれない』オススメ漫画5撰
『Y氏の隣人』
全19巻完結です。一部ドラマ化、VHSで映画化もされています。
1話完結のオムニバス作品で伝道師ザビエール、死神、天使、鬼などが悩みを持つ人、悪事を働く人、良い人なのに報われていない人の元にやってきて不思議な道具を与えたりアドバイスをするという展開です。
人の欲望や世の中の不条理が表現されています。
中には普通の人なのに不幸になったり、大した悪事でもないのにめちゃくちゃお仕置きが厳しかったりします。
ほっこりしたり、感動したりする本作ですが、最も印象深いのは「調子こいたら痛い目に合う」、「真面目に生きるだけではダメ」ということ。
オムニバス作品なのでどの巻のどこから読んでもだいたい意味は分かります。
定期的に読み返すことで、自己を省みて正しい方向に軌道修正を促してくれる漫画です。
『死神くん』
全13巻完結です。
「ついでにとんちんかん」のえんどコイチ先生の漫画です。
「ついでにとんちんかん」はテレビアニメを観てました!子供心に何で抜作先生と天地くんがモテるんだよ?って思ってました…
さて本題ですが『死神くん』は嵐の大野智さん主演でドラマ化もされています。
死神として魂をあの世に連れていくという仕事をしている死神くんが1話ずつ異なる登場人物に対して命の大切さや家族、友人の大切さを悟らせるようなストーリーです。
自殺をしようとしている人、事故で亡くなった人、余命が残り僅かな人と登場人物の状況は様々。やはり死を扱う系の漫画は感動不可避ですね。
何かで周りに優しく出来ていない、最近怒りっぽい、嫌な事ばかり起こる、親と会っていないという人は本作を読むことで変われると思います。
電子版の1巻は2014年5月19日に発売されているのですが、巻末のあとがきにて作者のえんどコイチ先生がこのように仰っています。
「自分は絵が下手なまま漫画家になってしまった、マンガは面白ければよいと思っていたから」
「しかし死神くんの読者からファンでしたと言われると下手な絵を見られたくなくて恥ずかしい」
「死神くんは代表作なのに胸を張れない自分がいる」
「ファンのためのにいい状態で作品を残したいという想いから電子版発売に合わせてリメイクした」
そして「あまり変わっていない」と言われるとショック、もっとショックなのは「前の方がよかった」だと。
すみません、違いが分かりませんでした・・・。
しかし先生が仰る通り面白ければよいと思います(もちろん絵の下手度の限度はありますが)
そして『死神くん』は文句なしに面白いですし、人にオススメできる傑作です。
ちなみに本作のモブにはたまに抜作先生が描かれています。
なお、手早く読むなら全1巻完結の「不可思議堂奇譚」もオススメです。本作は打ち切りになったようですが全く打ち切りの意味が分かりません。面白いです。両方読むのもオススメ、13巻が多いよ!ならこちらを読むのもオススメです。
悩みを持つ人の前にしか現れない店に迷い込んだお客様が不思議な道具を使って・・・という感動系が多い作品です。
ようこそ亡霊葬儀屋さん(幽霊が視える葬儀屋さんもオススメ)
全3巻で完結です。1巻ずつのページ数が少ない別作品に「幽霊が視える葬儀屋さん」全4巻があります。
別記事でご紹介しているのですが、こちらも死を扱う系の漫画です。
亡くなった人と話すことができる葬儀屋さんが、故人の願いをきいたり残された遺族が立ち直れるように個人と協力するという物語です。
「死神くん」同様に人に優しくなれますし、後悔しないように頑張ろう!と思える作品です。
『1/11 じゅういちぶんのいち』
私のお気に入り漫画「伝説の勇者の婚活」の作者である中村尚儁先生の作品です。
全9巻完結です。映画化もされています。
1度は諦めた大好きなサッカーでしたが女子サッカー日本代表との出会いで昔の気持ちを思い出した主人公の安藤ソラ(男子)と周囲の人の人間模様を描いている物語です。
時系列を行ったり来たりしながら主人公のソラ、もしくは周囲の人を中心に物語が進みます。感動が半端ないです。
大人になった今読んでも名作ですが、学生時代に読みたかったな・・・と。
そしたら何かが変わったかも知れないと思える作品です。
友達、大事な人、目標を再確認したり大事にできるようになる作品です。
ちなみに、ちょいちょいある巻末の読み切りがどれも傑作でこちらも良作です。
『新ブラックジャックによろしく』
全9巻完結です。本作は第二部的な立ち位置で第一部は「ブラックジャックによろしく」で全13巻完結です。
妻夫木聡さん主演でドラマ化された医療系の人気漫画ですね。同作者さんの「海猿」は映画が大ヒットしました。
医療界の問題に切り込みまくった本作ですが病院が舞台ですので死が関わっており感動しまくります。
本作も人に優しくなれる作品です。
■おわりに
「謙虚」って分かっていても難しいです。ただ下手に出るということではないし、卑屈なのは違いますし。
私が見てきた長く顧問をやっているような方は、驚くほど腰が低く謙虚な方ばかりでした。顧問に就任するくらいなので学歴は東大、京大、早慶、一橋卒で海外の有名大学のMBA持ち、最終職位は大企業の重役というキラッキラの職歴を持った方々。
それなのに20〜30歳ほど歳下の私に対しても敬語、教えを乞うスタンス、挨拶も気持ちがいい方ばかりでした。
「あー、こういう人だから顧問としてずっとやってイケてるんだ」と感激したことがあります。
こういう「謙虚」さや人に対する「優しさ」が大事もしくは大事にしないと!と再認識させてくれる漫画をご紹介いたしました。
作品自体どれもオススメなので「謙虚」に興味がなくても、読んでみて頂ければ嬉しく思います。