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漫画『信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたギフト「無限ガチャ」』最新”13巻”の感想

2024年8月7日に『信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します!』の13巻が発売されました。

 

綺麗な画、魅力的な仲間達、爽快な復讐劇と見どころ満載のオススメ漫画です。


最新の13巻について”ちょっとネタバレ”を含む感想を書きたいと思います。

 

■超ざっくり『信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたギフト「無限ガチャ」』とは?
レベル500程度の竜人
レベル400程度の魔人種
レベル400程度の鬼人種
レベル300程度のドワーフ種、エルフ種、ダークエルフ
レベル200弱のケンタウロス種、獣人種
レベルが100にも満たず殆どが数十の人種
上記の9種族が暮らす世界。


人種はレベル限界が100程度で他の8種の奴隷的な扱いをされており、見下され蔑まれていました。

 

主人公のライトは「種族の集い」という各種族の代表が集まるパーティとして凶悪ダンジョン「奈落」を攻略中でした。

人が差別される世の中で、「種族の集い」に所属する上位種たちは人であるライトに世話をやいてくれます。


ライトはそのことに幸せを感じていました。

 

しかし、これは人種に現れる「ますたー」という存在を人以外の全種が警戒し、「ますたー」かもしれない人を罠にはめて殺すために作られたパーティでした。

 

凶悪ダンジョン「奈落」の底でライトは裏切られて置き去りにされます。

絶望するライト。奈落の凶悪モンスターに襲われます。

 

その時、ライトが持つ「無限ガチャ」のスキルが発動しレベル9999のメイドを召喚します。


召喚されたキャラクターはライトを神と崇める狂信者で、めちゃくちゃ強いです。しかも美人。

 

3年後、「無限ガチャ」で召喚しまくった馬鹿みたいにレベルが高くてライトを神と崇める多くの部下たちと部下に鍛えてもらって自身もレベル9999になったライトが凶悪ダンジョン「奈落」の最深部にいました。

 

代表的な部下は、最初に召喚したメイの他
レベル9999で禁忌の魔女エリー
レベル9999で真祖ヴァンパイア騎士ナズナ
レベル9999で天才モンスターテイマーアオユキ


復讐の始まり。
最初の標的は獣人種の「ガルー」です。
ガルーを奈落に誘い出すメイ。


ガルーは部下の獣人10人を引き連れてきました。

 

そしてライトを種族の集いの面々で裏切った場所に着きます。

 

部下を使って逃げ道をなくしメイに暴力をふろうしているガルーをよそに、メイはここでライトが味わった悲劇を思い出して怒りが収まらなくなります。

 

殺気だけで震えが止まらなくなるガルー。
そこに現れるライト。

 

レベル130超えの10人を従え、ガルー自身もレベル158なのでまだ勝てると思っています。


しかしメイに手下の半数を瞬殺されたことで追い詰めらえれたガルーはレベル500の魔獣フェンリルを召喚します。

 

魔獣フェンリルの攻撃をものともしないライト。


ライトはレベル500ごときでフェンリルを名乗らせると、本当のフェンリルに申し訳ないとレベル9000で神獣始祖のフェンリルを召喚します。

 

神々しい始祖フェンリル、「ふぅ」という一呼吸で魔獣フェンリルをコナゴナにします。

 

力の差を思い知り土下座して命乞いをするガルー。

 

ライトは「この力で地上の国に喧嘩を売ったらどうなる?」と聴きます。
ガルーは「凄まじい力ですが、個人の力には限界があるので国が有利」だと答えます。

 

その回答に想定通りというライトは奈落の最深部にガルーを連れて転移。

 

そこには前述のレベル9999の部下の他、レベル9000、7000、5000の部下がゴロゴロいました。


その他にもレベルが5000~9000のドラゴン、ゴーレムなど1対でも地上に現れたら世界中で混乱を招くようなモンスター。

 

端の方にいるメイド姿のキャラでさえレベルは500、とんでもないレベルの面々が数えきれない程いる上に全員がライトに絶対服従

 

その光景を見たガルーは全身の毛が抜けて腰が砕け絶望します。
「俺たちがライトを化け物にした、俺たちのせいで、ライトの気分次第で世界が滅ぶ」と。

 

こうして1人目を奈落に捕えたライトは次の復讐にすすみます。

圧倒的な強さで復讐していく様は爽快感があり、画もうまいので見応え抜群です。

 


■13巻の感想
ドワーフの国王一行と共に失われた技術を求めてダンジョンに入ります。


そこで見る地上にはない技術の数々。
技術には目がないドワーフ一行はテンションが上がりまくり。

 

侵入者撃退のために同行しているナズナやメイ達は地上にいる生物より強い敵を撃退していきます。

 

前述したとおり画がうまく、設定もよいのでそれなりに楽しめますが、13巻だけを単独で評価したら5点満点で3点程度な感想です。

 

読んでも読まなくてもいいという感じ。


仮に15巻くらいまで一気に発売されたら13巻はパラパラ読みで終わります。

 


■終わりに
1巻だけなら5点満点で10点つけたいほど震えました。面白過ぎました。

白の騎士団との闘いも良かったです。エルフの女王と巨塔の魔女のシーンも良かったですね。

 

結論から言うと次巻も確実に買うのですが、もっと深堀してほしいシーンがあっさり終わって盛り上がりに欠けるシーンが長いのでちょっとだれています。もっと面白い筈なのに勿体ないという感想です。


最近ではダークエルフの箇所はもっと掘り下げて欲しかったですね。

 

人間を見下して蔑すんで奴隷のようにしていた種族が、マウントしてきているのに絶望を与えるというのが本作の見どころの大きな1つなので、ここの掘り下げが弱いとモヤっとします。

 

あとそもそも何ですが、殺されかけたとはいえ元パーティメンバーへの復讐がエグ過ぎると思う時があります。もちろん復讐は有りなのですが、ざまぁのあとは奈落に収監して、ひたすら拷問して生かしているというのはやり過ぎ感が…(拷問シーンの描写はなし)

 

故郷も滅ぼされてしまってますが、それは元パーティメンバーの仕業ではないですし。

 

…と、あれこれ偉そうに言ってしまいましたが、オススメできる作品です。

 

続きが気になり過ぎてWEB小説も読んだのですが、この先の各国首脳との会談のシーン、獣人国家、魔人国家との争いは楽しみです。

 

もちろん次巻も絶対に買います。

 

気になった方は無料のWEB 小説を一度読んで頂くと失敗しないと思います。