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"ネタバレ"『怠惰の王子は祖国を捨てる~氷の魔神の凍争記~』のご紹介と最新"3巻"の感想

2024年10月12日に『怠惰の王子は祖国を捨てる~氷の魔神の凍争記~』の最新"3巻"が発売されました。

 

レビューは4.80と超高評価でebookjapanでは1巻が期間限定で無料読み出来ます。

2巻終了時点でちょっとダレたのですが3巻が面白かったのでご紹介させていただきます。

 

ネタバレを含みますので閲覧注意です。

 

 

 

■『怠惰の王子は祖国を捨てる~氷の魔神の凍争記~』とは?

主人公の「ルト」は弱小国であるランド王国の王族です。

馬鹿な貴族が超大国フロイセル帝国に戦争をふっかけランド王国は滅亡寸前まで追い込まれることになりますが国内で無能と名高いルトにたった53人の兵だけを預けて本隊が撤退する時間を稼ぐようにと無茶を言います。

出典:怠惰の王子は祖国を捨てる~氷の魔神の凍争記~「1巻」

 

しかしこのルトは怠惰で無能なふりをしているだけで実は大陸に2人しかいない「魔神格」と呼ばれる超チートマンだったのです。自分以外を超スロウにしたり大軍を一瞬で氷漬けにしたりとやりたい放題の能力です。

出典:怠惰の王子は祖国を捨てる~氷の魔神の凍争記~「1巻」

 

こうして帝国の精鋭部隊を足止めしたルトでしたが精鋭部隊を率いていた帝国皇太子に「降伏するから帝国に亡命させてほしい、私に付いてきてくれた部下たちは優遇してほしい」と伝えます。

 

死を覚悟していた帝国皇太子はこの条件を飲むしかない上に2人しかいないと思われていた魔神格の3人目が自国に来てくれるなら万々歳です。

 

こうして弱小ポンコツのランド王国は1人で他国を攻め滅ぼせる魔神格を失い、フロイセル帝国は炎神という魔神格に追加で主人公ルト「氷神」の魔神格を手に入れるのでした。

 

強さが全ての帝国でルトは大公の爵位を与えられ悠々自適な生活を送ります。

更には皇女とも婚約して領地を治めることになるのでした。

 

 

■最新"3巻"の感想

3巻の前半はフロイセル帝国の国民に新魔神格のルトが演説するシーンが描かれています。このあとルトは婚約者の皇女とともに与えられた領地に向かいます。

出典:怠惰の王子は祖国を捨てる~氷の魔神の凍争記~「3巻」

 

一方帝国皇太子はお供と一緒にランド王国の王と王太子、大臣と停戦交渉の席についていました。この停戦交渉はルトが降伏の条件の1つにしていたものです。フロイセル帝国の面々はランド王国の王を馬鹿にしまくりますが歯向かうと滅亡するだけなのでランド王国側は歯ぎしりしながら耐えます。しかしルトが魔神格だと知るや否や「返せ」とほざく始末…。めちゃくちゃアホです。

出典:怠惰の王子は祖国を捨てる~氷の魔神の凍争記~「3巻」

 

3巻の中盤以降はルトが自分の領地で知り合った未来の技術を知る少年とのやりとりが描かれています。

出典:怠惰の王子は祖国を捨てる~氷の魔神の凍争記~「3巻」

 

少年の技術が広まればフロイセル帝国を脅かす国が出て来るかもしれないということで危機感を覚えて少年と姉を問いただすルト、3巻はこのやりとりの途中で終わりました。

 

2巻までの流れからは予想できなかった方に向かった3巻で面白かったです。

 

 

■おわりに

まだ3巻しか出ておらずオススメとまでは言いませんが個人的には楽しめましたし4巻も必ず買います。

 

気になって頂いた方がいらっしゃれば読んでみてもらえると嬉しく思います。