『最底辺であがく僕は、異世界で希望に出会う~自分だけゲームのような異世界に行けるようになったので、レベルを上げてみんなを見返します~』という漫画が2024年9月17日に発売されました。
タイトルで全て説明されている感じですが「俺だけレベルアップな件」のようにレベルの概念がない世界で自分だけレベルアップして成長するという物語です。
読んでみたら面白かったのでご紹介いたします。
ネタバレを含みますので閲覧注意です。
■『最底辺であがく僕は、異世界で希望に出会う』最新"1巻"の感想とご紹介
主人公の「中村隆」はごく普通の大学生でした。
しかし突如世界中に隕石が落下し落下地点にダンジョンが出現します。ダンジョン内のモンスターは一定時間で増殖し数が増えすぎると外に出てきて人を襲うことが分かりました。そこで国は「国家総動員」を可決し【原則18歳から65歳の男女は1週間に7体のモンスター討伐を義務付ける】としたのです。
そして毎週納税という納モンスターの討伐証明を行うのでした。世知辛い……。そして無駄に美人な受付の更科さん…。
またあるあるですがダンジョンの出現に伴い人間にも特殊能力が発現します。そしてステータスによってランク分けが行われますが、このランクは最初の診断以降は変わらないというものでした。例えばLV99なら最初から最強でLV1なら何をどうやっても最弱のままということです。
そして主人公の「中村隆」は最低のステータスで最弱でした。
戦えないため誰かのパーティーで荷物持ちをして魔石を譲ってもらうことで納税をする日々、世界が変わるまでは普通の大学生として過ごしていたのに奴隷のような扱いをされてしまいます。しかも特殊能力を得たからか仲が良かった友人にも蔑まれこき使われる日々……。
そんな中でいつもの通りダンジョンを探索していた時のこと、E級層でB級層のモンスターと出くわしてしまいます。パーティーメンバーは荷物持ちの中村から荷物を奪い取った上でモンスターの方に押しやられてしまいました。
追い詰められ死を覚悟した中村でしたが強力な魔法がモンスターに放たれて「あなたにチャンスを与えましょう そのかわり」という声が聴こえます。
そして手にした謎の紙、中村は九死に一生を得ました。
手にした紙を確認するとユニークスキル【異世界転移】が取得できたのです。
試しに異世界転移をする中村、見知らぬ草原に転移しました。
しかしステータスが低すぎて襲ってきたスライムに殺されそうになりますがビキニアーマーのようなけしからん装備の美少女が助けに入ってきます。
このアリアとは異世界でなぜか仲良くなりレベルアップの協力をしてもらうことになります。異世界人からすると怪しいカッコな上にスライムに苦戦していた中村と仲良くする美少女、うらやま…ちょっと納得いきません。
そして念願のレベルアップ、レベルアップすると同時にステータスがプラスされていました。これで一生変わらないと思っていたものが変えられると分かったのです。
しかも得られる経験値は通常の100倍というチート付きでした。
以降、中村はアリアにお願いしてレベリングの付き添いをしてもらいます。
こうして異世界でレベルアップし現代では荷物持ちとして引き続き雑用をこなす中村でしたが再びイレギュラーなモンスターと遭遇してしまいます。そのモンスターは自分を蔑ろに扱っていたD級のパーティーメンバーを全滅させました。
そこで中村は異世界転移を用いて逃げることに成功します。
しかし現代に戻ると再び凶悪なモンスターがいる場所にしか戻れませんでした。中村は異世界でレベリングをしてから現代に戻ることにします。
モンスターに有効な強力な風魔法を習得してモンスター退治に成功した中村は無事にダンジョンを脱出することが出来ました。
1巻の最後は勘違いで盗賊?山賊?に拉致されて牢に入れられているエルフと出会う場面で終わりました。
この先どうなるかのか?楽しみな作品です。
■おわりに
ステータスが固定で最初に鑑定して以降は強くなれない系の作品は冒頭にも記載した「俺だけレベルアップな件」が突出し過ぎていて他はパッとしません……。
本作はまだ1巻ですがどんどん面白くなることを期待しています。
もし気になって頂いた方がいらっしゃれば読んでみてもらえると嬉しく思います。