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【閲覧注意】人がキレるということ『大昔に殺人未遂』を止めたことがあります

 

イジメに遭った経験はあるでしょうか?

人に言うと第一声は「嘘ですよね?」と言われますが私は経験があります。

 

中学時代に先輩にボコボコにされた等ということは別としてよくあるようなイジメに遭ったことがあります。

 

小学校4年生の時の3学期からそれまでと違う小学校に通うことになったのですが分かり易くイジメに遭いました。

・クラスメイトに無視される

・クラスメイトに馬鹿にされる

・頭を叩かれたり飛び蹴りをされたりする

・給食の美味しいメインを取られる

・使い走りにされる

などです。

 

先生は気づいていましたが別記事で記載した感情が表に出まくる性格が悪い先生で転校してきたばかりの私を疎ましく思っており止めませんでした。

 

転校したばかりで元の学校の友達と別れた寂しさを抱える中で親を心配させないように家では明るく振舞っていました。

 

そういった経験があるからではないですが人が同じようにイジメられていると止めたり、止めるように言ったりしていました。

 

私が知らなかっただけでもっと前からからもしれませんが小学校5年生~6年生にかけてある2人の同級生が1人の男の子をイジメていました。

 

私は気づいたら止めるように言っていました。

 

今でもそうですがお節介焼の性格からイジメられていた男の子と一時期過ごす時間が増えました。私といるとイジメに遭わなかったからです。

 

そんな男の子が鬼の形相でブチ切れたことがあります。

その時の話をさせてください。

 

そもそもがイジメに関する話で酷い内容もありますので苦手な方は閲覧注意です。

 

 

■イジメられっ子の逆襲

その男の子の家庭環境は酷いものでした。

父親は一日中飲んでおり、いつも同じ服で背も小柄。母親は父親の分まで必死に働くも給料が安いのか生活はとても大変そうでした。お風呂に入っていないのでいつも顔が黒くなっている箇所があり、当然のようにいつも同じ服でした。

 

家は一軒家だったのですが窓やドアは割れたり壊れたりしていて電気が止められておりいつも真っ暗でした。

 

一度自宅に行ったことがありますが家中にゴミが散乱している上に真っ暗でどこをどう歩けばよいか分かりませんでした。母親は仕事なのか不在でしたが父親はボロボロのソファで寝ていたように記憶しています。

 

冒頭に記載のイジメっ子の2人組をAとBとします。イジメられていた男の子はCとします。

 

Aは特に裕福という訳ではありませんが超甘やかされておりお小遣いを人より多く貰っていました。Bは体格がよく勉強は苦手で典型的なスネ夫ジャイアンという感じの2人でした。

 

そして率先してイジメていたのはスネ夫ことBです。

 

Bは武勇伝のようにCに対してした仕打ちを吹きまくっていました。

Cの家の窓や玄関を壊した俺

Cの家のリビングで小便をしてやった

Cの父親の頭を叩いた

などなど、どれも聴くに堪えないクズエピソードで私の他のクラスメイトを非難し二度としないように止めていました。

 

余りにも避難され総スカン状態だったので以降はAも言わなくなったのです。

これが良くありませんでした。言わなくなっただけで続いていたのです。

 

小学校6年のある日のことです。

休日で小学校の校庭でA、BとC、私の4人で遊んでいました。

 

その時は酷いイジメはなくなったと思っていました。

 

ところが私とA、Bが向かいあって座って話している時にCがA、Bの背後から何かを手に持って猛ダッシュしてきたのです。

 

手に持っていたのはブロックでした。灰色で校庭のわきにあった横30cmほどのブロックです。

 

私は手に持っているブロックに気づいてCとA、Bの間に割って入りCを止めました。全力で。

出典:ザ・ファブル「10巻」

 

 

 

小柄なCが物凄い形相と力で襲い掛かろうとしていました。

「離せーーー!!!」、「殺してやるーーー!!!」と暴れましたが私が抑え、AとBにここから離れろー!帰れー!と私は言いました。

 

普段はほぼ喋らず表情の変わらないCが鬼のような形相をしていました。

出典:今日から俺は!!「19巻」

A、Bが見えなくなり諦めたのかCはブロックを手放しその場に座り込みました。

そして私は言いました。

「あんな馬鹿どもを殺したら勿体ない。Cくんが相手にするような価値はないよ」と。

 

納得したかはわかりませんがCは頷いてその日は解散しました。

 

翌日学校に行くとA、BがCに仕返し(未遂に終わったけど)しようとしていると耳にしました。

 

私は信頼できる2人の友達に前の日にあったことを話して3人で2人を呼び出しました。

3人で呼び出したのはビビったわけではなく私以外にもお前らをみているぞと分からせるためです。

 

そして「俺が止めなかったらお前らのどっちかは死んでたかもしれないよ?Cくんは失うものがあまりないし、お前らは家も全部知られてるよね?24時間気を付けるのはきついよ?イジメはもちろんだけど関わるのもやめろ」と言いました。

 

AとBは不服そうでしたが、その後はすぐに中学生になり放課後は部活が始まったこともあってCに対するイジメはなくなりました。

小学校の先生と違って中学校の担任が厳しかったのも理由かもしれません。

 

私はというとCくんと距離ができました。

私に止められたのが納得いかなかったのか近づいて来なくなったのです。

 

また私も部活で多忙になり疎遠になりました。

 

 

■おわりに

なぜ急にこのことを書く気になったかというと、中学3年生以来ぶりにCくんを見たからです。

 

近所の大型商業施設に家族と車で買い物に来ていました。車で!

私は持っていないのに!羨ましい(T_T)

 

声はかけませんでしたが驚くほどCくんは変わっておらず奥さんと子供3人で幸せそうでした。

 

あの時、気づいて止めて良かったという感情と共にイジメを思い出したので記事を書くことにしたのです。

 

本人が悪いことをしたらまだしも容姿や家庭環境、運動や勉強などでイジメるは悪でしかないですね。

 

集団でイジメられると自分が悪いのか?自分がダメなのか?と思ってしまう時があります。私のそうでした。私の場合イジメに遭っていた期間は1か月もなかったですが、それでも辛かったです。

 

イジメは「ダメ!ぜったい!」ですね。