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”ネタバレ”オススメ漫画『怪獣カムイ』のご紹介と最新”1巻”の感想

 

『怪獣カムイ』という漫画が2024年9月5日に発売されました。

 

またもや次巻が待ち遠しい漫画に加わる漫画出てきました。

 

特撮系、ロボット系、怪獣系はあまり見て来なかったのですが本作は魅入ってしまいました。衝撃を受けたのでご紹介させて頂きます。

 

ネタバレを含みますので閲覧注意です。

 

 

 

■『怪獣カムイ』とは?

突如現れた怪獣。その名は「震土」(しんど)と言い正体などは一切不明。

銃火器やミサイルはきかず、都市を蹂躙していきます。死者は11万人を超え東京を含めて大都市が壊滅的な被害を受けました。追い詰められた政府は苦肉の策として「核」を使います。

 

そして退治に成功した日本。

 

ところが退治した「震土」は子を宿しておりしかも母体に守られていたために生きていました。この個体は政府の研究機関により危険がない状態にされています。

 

しかし既に産み落とした子供がいる可能性は否定できず政府は次の脅威に備える必要がありました。

 

そして5年後・・・

 

世界各地で正体不明の巨大生物が次々に姿を現して人類を蹂躙し始めます。

それは日本にもやって来ました。

 

5年の間に政府が備えていたこと、怪獣に対抗するために鍛えられていた精鋭たち。

そんな人と怪獣の戦いを描いた作品です。

 

 

■最新”1巻”の感想

5年の平和が突如として破壊されはじめ対応に追われる各国。日本も自衛隊を投入して迎撃します。しかし通常の航空自衛隊では全く歯がたたず、航空自衛隊に設置されている精鋭部隊のメンバー「接続手」の面々に緊急招集がかかりました。

 

本作の主人公はこの部隊の隊長「獅堂大和」(しどうやまと)です。

 

この「接続手」というのは首のうなじ付近に機械と自分を接続する箇所が設けられており、神経を繋ぐことで普通の人よりも精密な飛行や攻撃が出来る人たちのようです。

 

「接続手」のメンバーは「震土」に家族を奪われ天涯孤独、失うものがなく国のために危険を冒すことを厭わない面々でした。

 

しかし隊長の大和は出撃前にメンバーに言います。

「俺はこの隊のことを家族同然だと思っているから」と。

隊長に恋心を抱く架純、お調子者の祐樹、隊員たちは日々厳しい訓練に耐えていました。隊長の大和の普段は言わない発言に感激しつつ隊員たちは生きて帰ってくることを約束して出撃します。

出典:怪獣カムイ「1巻」

普通の航空自衛隊員が全く歯が立たなかったのに対して隊長の大和はギリギリまで怪獣に近づき口の中にピンポイントでミサイルを撃ち込むことに成功しました。

 

しかし効いておらずただ一度の反撃で隊員は全滅します・・・。

出典:怪獣カムイ「1巻」

隊長でエースパイロットの大和だけは攻撃を神懸かり的な操作で避けて生き残りました。

 

帰還命令が下りますが、隊員たちの敵を討つために攻撃を続けようとする大和、そこでストップをかけてくる女性がいました。

出典:怪獣カムイ「1巻」

この女性は5年間の間に「接続手」とは別に政府が研究を続けていた兵器「神威」の開発責任者でした。

そして「神威」とは5年前に「震土」の母体で生き残っていた個体を人が乗り、操作できるように改良したものでした。

 

他に方法がなく、このままでは勝てないことが分かっていた大和は一切躊躇することなく「神威」に搭乗します。そして訓練もないまま怪獣との闘いへ向かいました。

その表情は隊員を奪われた恨みでいっぱいです。

出典:怪獣カムイ「1巻」

 

初操作で天才的な操作スキルをみせて見事に対峙した大和、しかし戦いは始まったばかりでまだまだ驚異的な怪獣が沢山いるのでした。

出典:怪獣カムイ「1巻」

「破天」なんてどうやって戦うの?という感じですが何か方法を見つけるのでしょうね。

 

1巻冒頭で読者を一気に惹き込むためには悲劇が起こって、戦う理由が高まってというのは大事な要素ですが隊員たちが早く逝きすぎて可哀想でした。また隊員たちの命を軽んじているような政府や研究者の態度や言動にはイラっとする場面もありました。

 

敵を倒すために憎むべき敵の体内に入って倒すという本作。

怪獣も主人公の大和の過去も謎だらけでこれから明らかになっていくのだと思います。

 

アニメ化とかされたらめちゃくちゃバズリそうです!

 

巨大な怪獣が日本で暴れて戦うというのはこれまでも見てきたのですが、本作が最も衝撃でした。志半ば&ソッコーで退場となった隊員達の無念、「神威」という兵器などが理由ですかね。最初の方の巻だけなら「怪獣8号」も神でしたが・・・。あとは「ハカイジュウ」ですかね。

 

本作「怪獣カムイ」はまだ1巻しか出ていないのでオススメ漫画ですよ!買ってみてください!とは言いにくいですが私は衝撃を受けて楽しめました!

 

 

■おわりに

9月はまだ5日だというのに何冊漫画を買うのか?

ちょっと他に書きたい記事もあるので1週間くらいは面白い漫画の発売を止めてほしい・・・というバカみたいなワガママ感情を抱く今日この頃。

 

いや、やっぱりどんどん発売されて欲しいか・・・。

 

本記事きっかけでご興味を持って頂いた方がいたら嬉しく思います。