Tairablog

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世の中には『うっかり忘れていました』が許されない事がある

「免許更新のままにワガママに、僕は自動車学校に行きたくない」

 

私に歌唱力があればB'zの名曲を元に替え歌を作りTikTokYouTubeに動画を上げてバズらせていたかもしれません。

 

【免許の更新をうっかり忘れて失効してしまう】
こんな間抜けな話があるのか。気を付けていたのに忘れるなんて事があるのか?

 

あるんです。あるんDEATH!!

 

私がやらかしました…。

 

更新忘れに気付いて1年半が経ちますが未だにシャワーで髪を洗っている時、中々寝付けない時、車のCMを観た時などに思い出しては「あ゛ーーーーーー」となっています…。

 

日本郵便の配送物破棄というニュースが目に飛び込み哀しみと絶望が再燃した為、その顛末と同じ思いをしてほしくないという気持ちで書くことにしました。

出典:Yahoo!ニュース 2024年8月28日

本記事を読んで頂いた方はすぐにご自分の免許証を確認してください。そして携帯やパソコンのスケジュールに期限を入れてください。
もしくは玄関のドアの部屋側に紙に書いた期限を貼り付けてもよいです。私ならそうします…


それでは、この間抜けな話にお時間あればお付き合いをお願い致しますm(_ _)m

 


■免許更新を忘れていた
長らくペーパードライバーだった私は地元に帰る決意をし車の購入を考え始めました。
「何に乗ろうか?」と。地元にいて毎日のように車に乗っていた時はお金がありませんでしたが今は年齢を重ねて車を買うお金はあります。

 

車高が高い車が好きでステップワゴン?ランクル?調子にのってもっと高いのいくか?等と考えていました。

 

元々運転が好きで20代前半までは学校や職場に通うため毎日50キロ以上運転をしていたのです。眠れない時や気分転換したい時には夜遅く海沿いの道をお気に入りの曲をかけぬがら車で駆け抜けるなんてこともやっていました。

 

そんな折、引っ越しやら何やらでバタバタする前にクレジットカードを1つ作ろうとします。ネットで申し込んだ翌日、カード会社のお姉さんから電話がありました。

 

「恐れ入りますぅ、ご本人様確認が出来ませんでお手数ですが本人確認書類の再提出をお願いいたしますぅ」

 

「え?免許証出してますよ?」

 

そして悪夢の事実が発覚します。

「提出頂いた免許証の有効期限が切れておりまして〜」

 

「いやいや、そんな訳ないです。直近1年で何度も資格試験を受けて受付とかでバッチリ見せてますしその都度通ってますから」

 

「と仰られましても〜」

 

「ちょっと待ってくださいね。免許証見ますんで」

「平成33年の誕生日まで有効ってなってますね。今は令和5年だから、平成だと何年でしたっけ?」

 

平成35年となっておりますぅ」

 

「は!?え?嘘ですよね?ほんとに?え?」

 

お姉さんは恐らく電話口で苦笑い。

「あー、えっとごめんなさい。すみません。え?ちょっ、え?」

 

自分でも信じられないくらいテンパっていたと思います…。

 

「ちょ、あのごめんなさい。ちょっと色々整理したいので申込みは1度キャンセルって可能ですか?」

 

「かしこまりましたぁ〜。またのお申し込みをお待ちしておりますぅ〜」

 

終話後私は、私は天を仰ぎました。

そしてネットで調べます。


本当に切れているのか?もう間に合わないのか?私なんて存在価値がないのか?ここはどこだっけ?私はなぜ産まれて来たんだっけ?

 

そして1年以内ならなんとかなりそうと知ります。

西暦、和暦を調べました。

 

気付いたのは(気付かされたのは)2023年の4月頃、更新期限は2021年=平成33年=令和3年の誕生日で期限から1年以上が経過していました。

 

絶望、喪失感、虚無感。

 

完全にアウト!!

 

ピッカピカの1年生の感じで0から自動車学校へ行く必要がありました。(ペーパーなので一発試験はとても自信がありません)

 

なぜこんな事に。
めちゃくちゃ気を付けていたのに。なぜ私が…。

 

職場関連の記事で多くのファンタジスタをご紹介しておきながら実は私が一番ファンタジスタ説も出てきそうな勢いです。

 

思えば2020年〜2022年は多くのイレギュラーがあり普通ではありませんでした。

 

2020年の夏から秋にかけて巻き込み事故によって新型コロナウイルスにかかり、自宅での10日間待機を経て10日間の入院。最も犠牲が出ていた時期で私も瀕死でした。

退院後の2020年冬、2021年、2022年は仕事上で多くのトラブルが発生し大炎上→火消し→鎮火→大炎上のループ。

落ち着いて来たのは2022年の冬でした。この時点で更新期限から1年ほど経っており、色々と余裕が出てきた2023年の春頃には手遅れだったのです。

 

免許更新のことは常に頭の片隅にあり、Amazon楽天の荷物が週に2度程度は届く生活と職業柄から自宅のポストは常に慎重かつしっかりと見ていました。

更新のハガキは来ていませんし、郵送物は1枚ずつ確認して仕分けするので間違えて捨てるという可能性も低いです。

 

しかも前述のトラブル等の他に令和天皇陛下の誕生という出来事もあり和暦も変わって分かりにくくなっていました。

 

何度か郵便物や不在票を私の部屋のポストの上下左右の部屋の人に入れられた事があり「間違えられたか?」等とグルグル頭をよぎりますが、免許証に書かれた更新期限を守らなかった事実は変わらず自業自得でどうしようもありません。


いつも頭の片隅にあり、何度か次の更新はいつだっけ?と免許証を都度見たりしていたのになぜこの1、2年は頭から飛んでいたのか?

 

人は忘れる生き物なのです。
エビングハウス忘却曲線というモノがあります。

人は忘れるんですね。悲しいかな…。

 

色々と言い訳を考えたり、なんとかゴネられないか?と思いましたが自業自得にも関わらず国と戦っても勝ち目が見えず諦めました…。

 

哀しみの中で前に進むことを考えます。
①100万払うから免許もらえないか?なんかそういう機関はないか?
②転職前に合宿で一気にとるか?
③普通に自動車学校行くか?

 

自動車学校と試験場も遠いし、仕事はあるからコンスタントに通うのも大変だし、今更キラキラした大学生や高校生に混じって講習受けるのはキツイし。

 

考えれば考えるほど絶望…

 

そして引っ越しや色々な手続き、転職などの各場面で顔写真付きの身分証明証が必要であることを知ります。

私はダッシュマイナンバーカードを作りました。

 

転職と引越し後に車を持っているのが普通の地域に住んだ私はちょいちょい外で悲しい思いをします。

 

携帯の機種変更の際に身分証明証が必要になっていることを知らず手ぶらで行くと女性店員さんから「免許証でいいですよ〜お持ちですよね?」と言われ「すみません…持ってません…」という悲しい顔をされたり、職場のイベントでは車ありきの集合場所を指定され1人タクシーで…、知り合いに会うにも…何をするにも…車ありきの予定、車ありきのトーク…車が…免許がない…。

そのまま月日は経ち、今のところ自動車教習所に通うモチベーションはなく電動自転車を買いました。

 

引っ越して数か月、以前住んでいた時の知り合いからLINEが来ました。

「(私さん)は車が好きって言ってたから久しぶりの運転でドライブばっかりしてますよね?遊びに行ったら乗せてください~」

私は嘘をつくのも現在の移動手段がチャリであることも言えず悩んだ挙句にOKともNGとも分からないスタンプを送って誤魔化しました・・・。

 

また別の日は突然の大雨の中、びしょ濡れで信号待ちをしていると信号で停止した車のせいで水たまりの雨と泥が私にはねて泥んこに・・・。
お詫びもせず走り去る車に追いつこうと必死こいてチャリを漕ぐ40代前半の男…

 

もちろん追いつけず疲れただけ…

 

私のようにならないために皆様も免許更新にはご注意ください。

 


■更新忘れ=絶望ではない
万一忘れていたという方がすぐ確認出来るように私が調べたことをまとめます。

 

まず「更新のお知らせのハガキに気づかなかった」や「ハガキが届かなかった」等と理由は止むを得ない理由としては認められません・・・。分かってましたけどね。

 

特別な理由がなく私のように『うっかり忘れて失効してしまった』場合について各時期ごとの再取得手続きを記載いたします。


手続きは運転免許試験場や運転免許センターで行います。 

①失効から6ヶ月以内の場合
6か月以内に手続きをすれば学科試験と技能試験が免除されます。よって適性試験と講習を受ければ免許の再取得が可能です。
手続きの流れは「申請」 → 「視力、聴力等の適性試験」 → 「講習を受講」 → 「免許証を作成」 → 「免許証の交付」 

 

②失効から6か月〜1年以内の場合
6か月〜1年以内の場合は本免許証ではなく仮免許証の学科試験と技能試験が免除されます。この際に交付されるのは仮免許証ですので仮免取得後に本免許証の取得をしなければなりません。
手続きの流れは「申請」 → 「視力、聴力等の適性試験」 → 「仮免許証作成」 → 「仮免許証交付」→「本免許証の取得の手続きへ」 

 

③失効から1年を超えた場合 
1年を超えてしまったらジ・エンドです。私の仲間です。学生時代や19歳頃を思い出しながら若者に交じって教習所に通い「あの歳で免許?」、「なんか悪いことしたのかな?」と思われながら頑張るしかありません(T_T)

 

実際に免許合宿を運営している所や教習所に電話をして手続きや費用について聴いた時のこと、年齢を言うと毎回「え?何かあったんですか?」と怪しむような口調&驚いた様子で聴いてきます・・・。

 

本記事を読んで更新忘れに気づいた方が上記②までの状況であればと思います。
私のようにうっかり1年も忘れている人は本当に稀だと思いますので・・・。

 

なお記載の手続きは変わっている可能性もありますので念のためご自身でも調べて頂ければと思います。

 

 

■おわりに
冒頭にも書きましたが本記事を読んで頂いた方はすぐ免許証を確認して期限の1か月前などをOutlookGoogleのスケジュールに入れておくことを強くオススメいたします。

 

私のような悲劇を生みたくないのです…。

 

周囲の人にこの話をして注意喚起を呼びかけつつ、知り合いに仲間が欲しいと思ってしまう自分もいますが今のところは0人、私のブログ記事を読んで頂いている皆様には絶対に同じ思いをして欲しく有りません。

 

免許に記載の期限は西暦にして欲しいですね。
和暦は日本の良さが現れている良い伝統だとは思っていますが分かりにくい…

 

今日も思い出しては「あ゛ーーーーーー」となっています。

皆様はどうぞお気をつけくださいm(_ _)m