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オススメ漫画『迷宮レストラン ダンジョン最深部でお待ちしております』1巻の”ネタバレ”感想

 

またもやオススメできる面白漫画が出てきました。


『迷宮レストラン ダンジョン最深部でお待ちしております』です。

 

1巻が2022年11月11日に発売されています。

「あれ1巻から日が経ってない?」と焦りましたが1巻は1話~6話の収録ですが話売りの方は最新15話が2024年1月5日に出ているので続いている筈。

 

今日の早朝に「傭兵団の料理番」の記事で料理やグルメ系の漫画面白いと書いたのですが、そのすぐ後に本作を見つけてしまいました。

類似商品がオススメされるので「傭兵団の料理番」を読んだ私に本作をプッシュしてきたのでしょう。

とんだオススメ上手です。

 

世に多くの異世界系、料理やグルメ系の漫画はありますが想定外の展開もありつつ、設定が面白いのでオススメできる作品です。


ネタバレを含みますので閲覧注意でございます。

 


■『迷宮レストラン ダンジョン最深部でお待ちしております』1巻の”ネタバレ”感想
迷宮の最奥にレストランを開く男女。
優しそうな表情のイケメン料理人と金髪美女のウェイトレスの2人です。

 

強力なモンスターが出現するダンジョンの奥の奥である最奥になぜかいきなりあるレストラン。


辿り着けるのは当然それなりのパーティや人物だけです。

数日間に及ぶダンジョン攻略で疲れ、食料は味気のない保存食のみ。


そんな時に美味しそうな匂いを漂わせるレストランを見つけるのです。これは入る不可避ですね。

 

巧妙な罠か?と疑いますが対策をして警戒しつつ店内へ。
すると普通に接客されてしまいます。

 

水が貴重なダンジョンの最奥にも関わらず無料で出される新鮮な水。


メニューには見たことも聞いたこともない美味しそうな料理の写真が掲載されています。


おそるおそる頼む冒険者パーティ、音もなく忍び寄るウェイトレスさん、頼んだはクリームシチューでした。

傭兵団の料理番も最初の料理はクリームシチューでした。白いスープが異世界人の反応を描きやすいのかな?

taira152452.jp

 

白いスープにビビる冒険者ですが意を決して食べると止まらなくなります。
ハフハフ、モグモグ、ガツガツと一気に食べていくのでした。
他のメンバーは豚の生姜焼き、オムライス(魔法使いのお姉さんは無駄にエロい)、苺パフェを頼んだようです。

 

それぞれ頼んだ料理に感激しながら一心不乱に食べます。

 

とんでもない美味しさに気をよくしてテンションMAXの4人は次々に追加注文をし、ダンジョンの最奥であることも忘れお酒も飲みまくります。

 

満腹かつベロベロで大満足して店を出る冒険者パーティ。
その様子をみてウェイトレスの女性が心配します。

 

ウェイトレスの女性は途中で魔物に襲われたら大変と心配し、入口まで転移させてあげるのでした。(注:この世界で転移は選ばれし者しか扱えません)

 

ここでレストランの秘密が明かされます。
ウェイトレスの女性は○○く、料理人の男性は○ぞ○で○お○だったのです。

 

ウェイトレスの女性は男性に心酔しており何でも従います。
一方、男性の方はソフトな表情と性格ですが一般常識がなく抜けているのでした。

 

1巻では4人組の冒険者パーティ、1人でダンジョンを攻略してしまう凄腕の男性冒険者、ギルドマスター、エルフの女性が来店します。その内、4人組の冒険者と凄腕の男性冒険者はリピーターとなっています。

 

ギルドマスターは4人組と凄腕の男性冒険者に護衛されてレストランにやって来ます。

好物の海鮮を頼むとパエリアがきます。地上でさえ新鮮な海の幸は中々食べられないのにダンジョンの最奥でこのクォリティ。ギルドマスターは感激します。

 

そして余りにも美味しい料理に満足しつつ素朴な疑問を料理人の男性に投げかけます。
「こんなに素晴らしい料理なんだからもっと人がいる所でやれば大繁盛するのでは?見たところ我々以外の客はいないようだし、勿体ないですよ?」と。

 

料理人はキョトンとしてしまいます。言われている意味が理解できなかったのです。

アイキャッチの驚いた顔はこの時のコマです)

 

なぜなら「ダンジョンなんて散歩みたいなもの、俳諧している魔物はペットみたいなもの(ドラゴンなどの凶悪なものも含む)」という一般常識からかけ離れた感覚を持っていたのです。

 

当然ウェイトレスの女性は気づいていましたが「○お○様のことだからあえてココを選んでいる」と深読みしていました。

 

料理人の男性は沢山の人に食べてもらいたいと思っており、ダンジョンの最奥が来にくい場所と思っていなかったのでした。


「ここにレストラン作ろっかな?」みたいなノリでダンジョンを作り、最奥にレストランを開いたのです。

 

この設定は面白かったです!!

 

課題を解決するために導き出した策は「最奥のレストランまで入口から転移で来れるゲートの設置」でした。いやダンジョンの意味は!?という話ですが、その辺は料理人の男性の感覚のなせる業。

 

これによって少しずつ来る人や頻度が増えたようです。

 

面白いです。

1巻しか出ておらず、いつまで続くか?この後の展開は?という懸念はありますが面白いです。なろう系のようなのでWEB小説を読んでから漫画を買えば間違いないですね。
(10万年~みたいな悲劇もありますが・・・)

 

最強なのに戦いには全く興味がなく、なぜか料理に夢中な男性。
いつもニコニコしており、男性に夢中だけど怒らせるとやばいウェイトレスの女性。

 

終わり方は特に続きが気になるコマ割りではなかったですが全体的に面白かったです!!

 

 

■おわりに
本作は迷宮食堂『魔王窟』へようこそ~転生してから300年も寝ていたので、飲食店経営で魔王を目指そうと思います~に似ている部分があります。ちなみにコミカライズでいえば本記事の漫画の方が6か月くらい早く出ています。

 

1巻しか出ておらず、1巻の発売から日も経っているので一抹の不安はありますが1巻だけなら5点満点で4.5はあるかと。ちなみに電子書籍サイトのレビュー評価は4.8と超高評価です。

 

好感が持てるキャラ達、読みやすいストーリーと画で楽しめました。


購入の参考になったら嬉しく思います。