私史上最高に一瞬で怒りのボルテージが頂点に達した時かもしれません。
怒り度合いなら他にもありますが、0から100に光速で達した速度でいうと本件がわたし史上最速だったと思います。
よく連絡を取り合っている同僚とこんな話をしました。
取締役が私と居る時「同僚くんがご飯行きたいってしつこいのよ、甘えん坊で困っちゃう♡」って言ってますよ。
取締役が同僚と居る時「私くんが休みの日も会いませんか?ってしつこいのよ、構ってちゃんで困っちゃう♡」って言ってましたよ。
そして移動中も誰かに必ず電話をして誰かの文句か愚痴、私と別れた直後は同僚に電話し「私くんが行かないでってうるさくて♡」、同僚と別れた直後は私に電話して「私くんと余り話さないでくださいねって煩くて♡」という腐った言動の数々。
それらを部下同士が速攻で共有しているとも知らずに一人で浮かれている取締役。
1ミリも1秒も1度もそのような発言の記憶はございません。
ワインバーでの話、初恋の話、その他にも数えきれない武勇伝があります。
これはそんな多くの武勇伝を持ち、社内外の男性社員が自分の事が好きで堪らず取り合いをしているという妄想が止まらない取締役の話です。
■渋谷区の中心付近で憤りのあまり叫びそうになりました
渋谷にあるオフィスで取引先との商談を終えた頃、付き合いも長い事から仕事に関係ない話で盛り上がっていました。
その取引先側の社員は男女1人ずつ、こちら側は私だけ。2人とも年齢が近かったので業務外ということもありフランクな会話をしていました。
そんな時です。
男性の方が何かを言いたくてウズウズしている気配を感じたのです。
私は「どうしたんですか?何かありました?」と聴きました。
男性はモゴモゴしながら意を決したように話し始めます。
「(私)さんにこういうのを聴くのって本当に失礼だし、普通は聴かないと思うんですがどうしても気になって…」
それまでのフランクな雰囲気が一変し真剣かつ重めの雰囲気に私は少し緊張しました。
「え?どうしました?気になりますよ。言ってください。値上げとかじゃないですよね?」
すると値上げではないと言いつつ意を決した様子で続けました。
「御社の男性社員さんって皆さん、(取締役)さんの取り合いをしてるって本当ですか?」
死ぬかと思いました。
社外の人に何を言ってんの?マジで?取締役が?そんな馬鹿な会社なら取引終わる可能性もあるよ?
ワナワナしつつも情報源は取締役で明らかですし、男性に罪はないので「あーえー、まずはくだらない情報を与えていてすみません。それで普通に考えれば分かると思いますが、そんな訳ないですよね?」
取引先の男性と女性は安堵した感じで「ですよね!良かったぁ、おかしいと思ったんですよ」と笑顔で言います。
私は恐る恐る聴きました。
「他には何か言ってました?」
すると日本語しか話せない私が思わず「ガッデム」と言ってしまいそうな回答が…
「アイツ(私)、私のお尻ばっかり見てくるのよ♡」って言ってましたよ。
渋谷区の中心付近で「あ゛ーーーーー!!!!!」と叫びたくなりました。
思わず取引先の男性にもシャイニングウィザードをかましそうになりました。
取締役の女性に憤ったことは数知れずですが、瞬間風速、怒りのボルテージが爆速で頂点に達したのは本件が一番かもしれません。
一緒の出張では胃腸炎、そんな事も知らずな道中や夜のディナーでは恋バナやスピリチュアルトーク。飛行機も新幹線も隣の席。気が狂う。
唯一ホテルの部屋だけは私が普通の部屋で取締役はスイートだったので離れていたことが救いか…。
止むを得ず視界に入ることはあっても見た事はない!と心の底から思いました。
取引先の男女は私の反応で察してくれましたが色んな所でホザキまくっている可能性を感じて絶望しました。
■おわりに
社内の男性社員で集まった際や冒頭に記載の同僚と話す際に良く言っていた事があります。
「取締役の見た目が石田ゆり子さん、檀れいさん、稲森いずみさんのようであれば私達はこんなに苦しんでいない。むしろ本気で取り合いになっているよね」と。
しかし現実はそう甘くなく見た目は鬼太郎を彷彿とさせるのです。
きつい。果てしなく厳しい。
長らく忖度を受けるコミュニケーション人生の中でいつしか妄想と現実がごちゃ混ぜになり、現実を直視出来なくなっていました。
仕事面や勉強面は賢いのに恋愛、運勢や運命、性的、スピリチュアル、風水系の話になると途端に超々ド級のポンコツになるので不思議です。
思い出したらドッと疲れました。