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”ちょっとネタバレ”『1巻しか出てない』未完のオススメ漫画

2024年8月時点で1巻しか出ていない未完のオススメ漫画を3つご紹介いたします。

1巻しか出ていないと判断し難いのですが、最近読んで特に良かった3つの作品です。

 

ご紹介の前に、注意事項です。
・個人の好みなので本記事きっかけで読んだけど面白くなかった場合はご容赦ください。
・ネタバレ注意と記載しておりますが、気づかず見てしまったじゃねぇか!という場合も何卒ご容赦ください。
・順不同でランキングではありません。
・本記事の内容は2024年8月時点のもので、2巻以降の内容によってはオススメするべきではなかったとなる可能性があります。

 

■『1巻しか出てない』未完のオススメ漫画
『追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノを作っていられる今の方が幸せです』
2024年7月30日に1巻が発売のホヤホヤ漫画です。題名長いな・・・。
タイトルや内容からあまり長続きはしないかもしれませんが面白いです。


元々WEB小説で読んだことがあったのですが、題名で「おっ!出た!」と思い即買いしました。内容はテンプレで始まります。

 

天才の祖父、凡人だけど超努力の父の才能を受け継ぎ伝説に残るような能力を持った鍛冶師の主人公。


祖父と父の遺志を受け継ぎ、必死になって守ってきた工房と婚約者を弟に奪われます。

理不尽に追い出された主人公でしたが、弟が代表となった店には王女や勇者が次々と現れ、主人公が居ないと分かると直ぐに店を出て行ってしまいます。

 

この主人公、鍛冶師といっても治癒から攻撃まで何でも出来る力を持っており、めちゃくちゃ強いです。


また各地に聖剣を持つ勇者がいるのですが、勇者は全員美少女で聖剣を持つ関係から修復などで主人公と知り合いであり、おそらく全員が主人公を好きな状態です。

 

ざまぁの弟と元婚約者、自力で聖剣を作ってしまう主人公、追いかけてくる勇者と続きが気になる展開です。

無料のWEB小説があるので、そちらを読んで話が気に入れば漫画の購入が安全かもしれません。

 


『ケントゥリア』
2024年7月4日に1巻が発売されました。
今回ご紹介の3作品の中で最も惹きこまれた作品です。内容は違うけどベルセルクのような、セスタスのような・・・。


幼いころにわずかなお金と引き換えに売られた少年ユリアン、劣悪な環境&このままでは殺されると自由を求めて奴隷船に潜り込みます(なぜ奴隷船?)


そこには100人の奴隷たちがいました。船長や船乗り達は100人分の食料しかないのでユリアンを殺して海に捨てようとしますが、100人の奴隷たちが次々「俺の/私の/儂の食料を分けるから殺さないでやってくれ」と庇ってくれます。

 

この船の奴隷たちは良い人ばかり。特に妊娠中のミラはお母さんのように接してくれます。


生まれて初めて人の優しさに触れた主人公のユリアン、船旅は順調でした。


しかし、荒い海域で他の船が来ない地点で船長と船員が豹変します。奴隷として売るより、ここで皆殺しにして保険金を受け取った方が楽と・・・。
そして始まる一方的な殺戮。(あれ?宴?)


奴隷たちは本当に良い人で、まだ少年のユリアンと妊娠中のミラを庇い二人を除いた99人が殺されてしまいました。

 

その時です・・・。

 

クラーケンのようなイカのようなタコのような生き物が語りかけて来ます。
「ひとつ大量の魂を捧げる」、「ふたつ真の愛を失う」このふたつを満たす者に絶大な力を与えよう(あれ?蝕?)


船旅でお互いに強い絆が生まれたユリアンとミラ。

謎の生き物は言います。「どちらかの命を捧げろ」と。

 

ユリアンは初めての優しさをくれたミラに生きてほしいと、自分が犠牲になることを選びます。


しかし、ミラはユリアンの腕を掴んで引き止めました。持っていたナイフで自分の腹を裂き、娘を取り出してユリアンに託します。そして自ら海に飛び込んだのでした。

 

ミラは息子が自分を庇って死んだという過去を持っており、二度と息子を死なせないと思っていたのです。ユリアンを本当の息子のように思っていたのでした。


残されたユリアンは謎の生き物から力を得て・・・。

 

久しぶりに「うぉーーー」、「うわぁ・・・」となった作品でした。
2巻以降の内容で変わりますが、1巻時点では間違いなくオススメです。

 

 

『あやかしの葬儀屋』
2024年3月12日に1巻が発売されました。
あやかし系、葬儀系の漫画も増えましたね。過去を知る、無念を知る、願いを叶える等々と感動しやすい話が多い印象です。


実は私はおそらく2巻を買いません。それは準主役の男性が私が苦手な生き物のあやかしだからです・・・。本当にそれだけ。狐とか天狗とかにしといてよ・・・。


しかし内容は面白いですし、私みたいに特に苦手でなければオススメできる作品です。

 

人とあやかし(妖怪)が生きる世界。あやかしは死ぬと瘴気みたいなものを出して、土地を蝕んだり化け物を生んでしまいます。


そうならないように穢れを払う、あやかし専門の葬儀屋の物語です。この葬儀屋はあやかしと罪を犯した人間がコンビを組んで行動します。


主人公で人間の罪人は少女、コンビを組むあやかしはイケメン男性(正体は私が苦手なあれ・・・)


穢れを祓う過程で死んだあやかしの思い出を見ることになります。

そして穢れを祓う役の人間には秘密があり・・・。


こちらもオススメの作品です。

 

■おわりに
奴隷って何なんでしょうね。犯罪奴隷などなら理解できますが、誘拐されたりしての奴隷って理不尽すぎるなと思います。
日本の戦国時代でも渡来した外国人等が戦で孤児になったり、主家がなくなった領民など多数の日本人を購入し自国へ連れ帰って奴隷にしていますね。
そのことを知った豊臣秀吉が危機感を覚えたことから人身売買禁止令、バテレン追放令、海賊禁止令を発令しています。

海外に連れ去られた人々が暮らす町があり、場所によっては1000人以上も暮らしていたようです。きっと各地で多くの悲劇が起こっていたのだと思います。

 

さて、ご紹介した3つの中でも特に『ケントゥリア』は衝撃を受けました。

この先どうなることやら。10巻くらいは続いて欲しい、せめて5巻まで。

楽しみな作品がまた1つ増えました。

 

今回ご紹介の作品が誰かのお気に入りになれば嬉しく思います。